出産
乳腺炎のマッサージのやり方とは?
2019年7月11日
乳腺炎のマッサージ方法は?
乳腺炎になったときはマッサージをして、乳腺のつまりをとることが効果的です。
ただし、発熱しているときは痛みを感じる場合があるので、マッサージはしないでください。あくまで一部が痛いときや、しこりができたときにマッサージをしましょう。
また、お風呂に入ることで血行がよくなるので、乳腺が開いてつまりがとれやすくなります。
しこりの部分を乳頭の方に動かすように、マッサージするのがポイントです。
マッサージの手順
- マッサージをする手とは反対の手で、胸を下から持ち上げます。
- もう一方の手を横から添えます。
- その状態で胸を、上下左右に大きく3回ずつ動かしてください。そうすることで、血行がよくなります。
- 血行をよくした後に、搾乳していきます。
- 搾乳をする手とは反対の手で、しこりをおさえて圧迫します。
- 搾乳をしている側の手で、乳頭の手前や乳輪付近をもむと、母乳が押し出されてきます。しこりを圧迫する位置を変えたり、胸全体をほぐすことでしこりをなくすことができます。
また、マッサージがうまくできない場合でも、血行をよくするだけてもつまりが解消しやすくなります。
乳腺炎のマッサージは揉み返しに気をつけよう
乳腺炎のときに自分でマッサージを行うことについては、奨励している専門家と、そうでない専門家とに分かれます。
「揉み返し」と呼ばれるマッサージを受けた翌日や数時間後に来る痛みで、症状を悪化させてしまう場合があるからです。
乳腺炎のときにも、間違った方法でマッサージをしてしまうと悪化してしまう恐れがあります。
自分でマッサージを行う際には、炎症を起こしている部分は避け、なるべく優しくもみほぐすようにしましょう。また、熱が出ているときや激しい痛みがある場合、または自分では不安なときは、助産師などのプロに依頼することをおすすめします。
乳腺炎の痛みが悪化したら病院へ!
乳腺炎は、無理にマッサージを続けていると悪化してくるので、痛みがなかなか引かない場合は母乳外来へ行きましょう。母乳外来では助産師や看護師が母乳を出すマッサージをしてくれて、古くなった母乳を排出することができます。
なお、病院で母乳マッサージを受ける場合は、初回で5000円前後かかります。数回通う場合は次の費用から1000円と病院によって異なるので、心配な場合は病院に確認してから行きましょう。
おわりに:乳腺炎の予防ケアを日頃から行いましょう
ある日突然やってくる乳腺炎は、日頃からその予防とケアが大切です。また、もし乳腺炎になってしまっても、対処によって改善される余地があり、マッサージもその一つです。
乳腺炎のマッサージをして様子を見てみて、症状が悪化しているようならば病院を受診するようにしましょう。