妊娠
薬に頼らない!妊娠中のつわりやいぼ痔などの症状を自力で治す方法
2020年5月6日
つわりの治療法~食事編~
妊娠している女性のおよそ4人に3人が、出産までに吐き気や嘔吐などの症状(「つわり」とも呼ばれる)を経験しています。多くの場合、妊娠の第2段階が始まった段階で症状がおさまりますが、それまでの間、薬を使わずにつわりを治療する方法をいくつかご紹介します。
実際に試してみた上で、自分に適した方法を選びましょう。また、下記の治療法でも効果があまり得られなかった場合には、医師に相談してください。
栄養バランスのとれた食事をとる
場合によっては、「何をいつ食べるか」に配慮するだけでも、大きな効果が得られることもあります。
食事の際には、一度に大量の食事をとることやお菓子の摂取を避け、刺激の無い消化しやすいものを選んで食べるようにしましょう。たんぱく質や栄養分を多く含むもの(たとえば温かめの牛乳や一口サイズのチーズ、ヨーグルトなど)と炭水化物(クラッカーやトーストなど)をセットにしたメニューを心がけてください。また、香辛料が多く使われているものや、脂肪分の高いもの、塩分の濃いものは避けましょう。
飲み物でお腹を満たす
食事中よりも食間に飲み物を飲み、常に多くの水分を身体に蓄えることで、食べ過ぎによる過度の満腹を避けられます。
冷たい水や炭酸水、ジンジャーエール、ジンジャービール、ジンジャーティーなどで試してみましょう。
酸味のあるキャンディを舐める
酸味のあるキャンディやハッカ味のキャンディには、吐き気の症状を軽減する効果があります。
ショウガを食べる
ショウガに含まれるギンゲロールは抗炎症性を有しており、胃酸を中和してくれます。
新鮮なショウガをすりおろして、食事のメニューやサラダ・ドレッシングに加えるのがいいでしょう。ほかにも、ショウガを砂糖漬けにしたり、新鮮なショウガを削ったものをお湯で煮出したショウガ湯を飲んだりするのも効果的です。
ビタミンB6を摂取する
ビタミンB6には、妊娠初期に生じる吐き気を軽減する効果が確認されています(通常、抗ヒスタミン剤ドキシラミンと合わせて用いられます)。 食品ではマグロやレバーに多く含まれますが、風味の強い物が多くつわりがあるうちは食べられないことも多いでしょうから、サプリメントで摂るのがオススメです。
妊婦用のビタミン剤に既に含まれていることがありますが、加えて別のサプリメントも利用するべきか、または妊婦用ビタミン剤を現在よりも一度の服用量が多いものに変えるか、医師に相談してみてください。
シーバンドやサイバンドを着用する
これらのバンドには、ツボを刺激することで吐き気を和らげてくれる効果があると考えられており、ット通販などで購入可能です。
鍼療法をする
「手首の内側に指圧を行うことで、つわりの症状を効果的に軽減できる」としている研究もあります。また指圧は、気分を改善し、頭痛や背痛を取り除き、エネルギーを湧き起こす効果もあるとされています。ですが、中には刺激することで子宮の収縮を引き起こし、身体的な苦痛を伴うツボ(特に足のツボ)もあるため、必ず妊婦治療の訓練を十分に受けている医師に相談するようにしてください。
つわりの治療法~食事以外編~
アロマセラピー
ミントやレモン、ジンジャーといった、「食べた」際に妊娠中の吐き気の症状を軽減するといわれるものは、その「香り」を嗅ぐことによっても効果を得ることができます。
ストレスを発散する
深呼吸や瞑想、妊婦向けのヨガなどでリラックスし、ストレスを軽減しましょう。
おわりに
妊娠中、多くの女性が体験する辛いつわり。まさにいまつわりの症状に悩まされているという妊婦さんは、今回ご紹介した方法を早速試してみてはいかがでしょうか?驚くくらい効果が実感できるかもしれません!
なお後半の記事では、「いぼ痔」や「頭痛」などを自力で治療する方法をお伝えしていきます。