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冬のつらい足の冷え、どうすれば解消できる?
2025年1月8日
冬になると足が冷えてしまうのはどうして?
体の冷えには神経の働きが大きく関わっています。体性神経物を持つ、歩くなど自発的な動きや感覚に関わる自律神経心臓や内臓、呼吸など自分の意思で動かすことができない働きに関わる
2つの神経のうち、自律神経は血液の流れる量をコントロールして体温を一定に保つ働きをしています。暑いときには皮膚から熱を発散させて体温を下げるため、血管を広げて血流を増やします。寒冷刺激を受けて寒さを感じたときは、血管を縮めて皮膚の表面温度を低く保ち、熱の放出を防ぎます。
そのため寒さを感じたときは血管が縮んで足先などの末端へ血液が流れにくくなり、足の冷えが発生しやすくなります。
女性の体の特徴
- 筋肉量が少ない
- 皮下脂肪が多い
男性と比較すると、女性の体は上記2つの特徴があります。筋肉量が少ないと体の代謝が低くなり、体が産生する熱エネルギーが小さくなります。皮下脂肪は一度冷えると温まりにくいという性質を持ちます。
冷えの原因として、同じ姿勢でいる時間が長い職業は体が冷えやすい傾向があります。座りっぱなしのデスクワーク、立ちっぱなしの販売業は運動量が低く、長時間同じ姿勢を維持するために血流が低下しがちです。
足の冷えを解消する方法①:筋トレする
足の冷えの改善は血流をよくすることがポイントです。足の血流をよくするためには、筋肉量のアップが必要になりますのでトレーニングををおすすめします。
足の筋肉を鍛えるトレーニング(5~10回)
- 足を肩幅に開く
- 息を吐きながら背伸びをしてつま先立ちになる
- ①から②の動作を3秒間ほどで行い、3秒間ほどかけて元の状態に戻る
座りながらトレーニング
- ひざ下の脚を交差させて組んだ状態にする
- 上になった脚と下になった脚の両方で押し合いをする
- 左右の脚を組みかえて行う
足の冷えを解消する方法③:湯船に浸かる
湯船で体をじんわりと温めることも冷えの改善につながります。
足先温め入浴
湯船に浸かりながら、手足の指を開いたり閉じたりします。20回ほど繰り返すと血流促進効果を実感しやすいでしょう。
腰湯
腰がきちんと温かいお湯に包まれるくらいお湯をはってください。20~30分ほどゆったりと入浴します。
入浴アイテムの活用
ゲルマニウム配合の入浴剤に含まれるゲルマニウムは、カルシウムやマグネシウムと同じミネラルの一種です。疲労を和らげ、老化の原因物質の排出を促す効果があるとされます。ショウガやゆずの皮にも体を温める効果があるといわれていますので、お好みで湯船に入れてみることをおすすめします。
足の冷えを解消する方法②:寝る前に靴下を履く
足の冷えで眠りにつきにくい、夜中に寒くて目が覚めるという方もいるでしょう。就寝時に靴下をはいておくと足の冷えを防ぐことができますが、デメリットもあります。就寝時の靴下によるメリット、デメリットを理解しましょう。
靴下のメリット
- 外気の冷えから足を守る
- 足の熱を逃しにくい
- 足のむくみ解消靴下の場合、血流が改善される
- 乾燥対策になる
靴下のデメリット
- 足に靴下が密着するため汗をかきやすく、熱が放出される
- 体が持つ体温調整機能を妨害する
- 足首の締め付けによって血流が低下する
就寝時の靴下にはメリットとデメリットがありますので、注意点に気をつけて効果的に使うことをおすすめします。
靴下選びのポイント
吸湿性と放湿性の高いもの
寝ている間にかいた汗が靴下にこもると、冷えを招いてしまいます。そのため汗を吸い取る吸湿性と、汗を逃がす放湿性に優れた素材の靴下を使用してください。シルクの靴下は足の冷え予防の靴下におすすめの素材です。
締め付けないもの
足首を締め付ける靴下やむくみ改善のための着圧靴下を着用するときは、血行への影響に注意します。締め付けが強い靴下は血管を圧迫し、血流を低下させます。
重ね履き
吸湿性と放湿性の高い靴下を履き、その上に綿の靴下を履くとより高い冷え対策になります。五本指靴下指の動きが活発になりますので、血行改善を促すことができます。
おわりに:足の冷えとりは筋トレと靴下活用がおすすめ!
足の冷えの原因は血行低下によるものが多いといえます。足先まで血流を届けるためには足の筋肉アップや靴下による冷え対策がおすすめです。冬を快適に過ごすためにも足の冷えとりケアに取り組みましょう。