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性行為で膀胱炎になることがあるってホント?

2024年3月13日

性行為が原因で膀胱炎を発症することがある

膀胱炎は、膀胱に侵入した細菌が増殖して炎症を起こす病気で、発症すると排尿痛や頻尿、血尿といった症状がみられます。
性行為が原因で膀胱炎を発症してしまうのは、腸や腟に付着していた細菌を尿道に押し入れてしまうことがあるためです。また、不潔な状態で性行為をすると、身体についていた細菌が尿道から侵入し、膀胱にまで達してしまうこともあります。

ちなみに、膀胱炎は誰でも発症する可能性がある病気ですが、身体の構造上、男性より女性のほうが発症しやすいと言われています。これは、女性の尿道が短いのに加えて、尿道のすぐ近くに腟や肛門があるため、外から細菌(大腸菌であることが多い)が膀胱に侵入しやすいためです。

膀胱炎の症状

膀胱炎は以下のような症状が現れるのが特徴です。
性行為のあとにこれらの症状が出たときは、病院を受診して適切な検査・治療を受けましょう。また、膀胱炎を繰り返さないためにもコンドームを着用する・性行為前の入浴を徹底するなど性行為の在り方についてパートナーと話し合うことも大切です。

  • 下腹部痛
  • 発熱(37.5度前後の微熱が多い)
  • 頻尿、残尿感
  • 尿の濁りや血尿
  • 排尿痛

性行為による膀胱炎、どうすれば予防できる?

性行為がきっかけで膀胱炎にならないよう、以下のことに気をつけましょう。

性行為の前後は、必ずお風呂やシャワーで身体を清潔に

自分自身はもちろん、パートナーもお風呂やシャワーで身体を清潔にしましょう。

性行為の後は必ずトイレへ

イレに行って排尿すれば、性行為中に尿道や膀胱に入ってしまった細菌を洗い流すことができます。また、水分を多めに飲んで、排尿量を増やすこともおすすめです。

コンドームをつける

コンドームをつけると細菌などが体内に侵入するリスクを下げることができるため、避妊だけでなく、膀胱炎を始めとする病気の予防にも効果があります。

疲れているときは性行為をしない

膀胱炎は細菌に対する抵抗力が落ちているときに発症しやすくなります。疲れているときや、睡眠不足が続いているときは性行為を控えましょう。

おわりに:性行為が膀胱炎の原因になることを知っておこう

性行為が原因で発症する病気として、まっさきに思い浮かぶのは性感染症かもしれませんが、この記事で解説したように、膀胱炎を発症することもあります。
性行為の前後にシャワーなどで身体を清潔にするのはもちろん、コンドームを使って予防しましょう。
また、性行為をきっかけに膀胱炎になることが多いという人は、繰り返さないためにもパートナーと性行為についてきちんと話し合ってくださいね。

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