妊活
ベビ待ちカップルはセックスレスに悩むことが多いって本当?対策は?
2019年11月4日
ベビ待ちカップルの意外な悩みって?
運命の相手と出会い、めでたく結婚をしたのち、子供を希望する夫婦はたくさん存在します。しかし、そもそもセックスレスで子供どころではないと悩む人も多くいます。
セックスレスとは、健康な男女が特別な理由なく、1か月以上性行為を行なわないことです。厚生労働省と(社)日本家族計画協会が共同で行なった調査では、このセックスレスの定義に当てはまる夫婦は全体の44パーセントにものぼり、つまり3組に1組がセックスレスということになります。
共に人生を歩む上で申し分ないライフパートナーだと感じるのに対し、セックスパートナーとしてふさわしいかどうかは別問題なのです。子供が欲しいと望んだとき、セックスレスでは妊娠は成立しません。この問題について、下記でさらに説明していきます。
赤ちゃんが欲しいのにセックスレスになる原因は?
セックスレスは珍しいことではなく、多くの夫婦が直面している問題です。子供が欲しいのにセックスレスになる背景には、義務感やプレッシャーがあげられます。
これらの感情は「ここまでやらなくてはいけないのか」「子供を作るための作業」など、性行為に抵抗を感じてしまうことが大きな原因と考えられていて、このような状態はセックスレスを加速させるきっかけになってしまうことが指摘されています。
また、妊娠の可能性を高めるために、排卵のタイミングに合わせて性行為をするのが良いとされていますが、それがプレッシャーとなり、セックスレスへとつながっていくことも少なくないようです。そして、決まったタイミングでしなければいけないことに追い詰められ、体調が悪くなったり、性行為が苦痛になってしまい、妊活の継続が困難になってしまうケースもみられます。
他にも、仕事などによる互いの生活リズムのずれや疲労、パートナーが性に対して淡白だったりすることも原因になります。
セックスレスを乗り越えて赤ちゃんと出会うために
妊活を続けていくうえで一番大事なのは、夫婦できちんと話し合うことです。前述したようにセックスレスになる原因はさまざまですが、性行為に乗り気になれない理由をパートナーに伝えないと、一方を精神的に追い詰めてしまいます。
妊活は基本的に女性の排卵日に合わせて行なわれるため、女性が主体となってしまいがちです。セックスレスを乗り越えるためのヒントとして、この排卵日をあえて伝えない、という方法があります。男性は、女性が思っているよりもデリケートなため、あらかじめスケジュールを立てておくとプレッシャーでうまくできなくなってしまう可能性があるからです。
妊娠の成功率を上げるためにタイミングを計ることはとても大切ですが、それ以前に互いの気持ちが尊重されないことには、セックスレスの解消に至らないのです。
そして、子供を作ることばかりに気が向いてしまい、性行為そのものに興味が薄れてしまうパターンも多いです。排卵日だけするのではなく、日ごろから密なスキンシップを心がけると良いでしょう。ホテルを使ったり、部屋でアロマを焚いて雰囲気を良くしてみたり、いつもと違う様子を演出することもセックスレスの解消におすすめです。
また、お洒落なランジェリーをつけたり、香りの良いボディクリームを塗ったり、性行為だけに重きをおくのではなく、純粋に「性行為=セックス」を楽しめるように工夫しましょう。
おわりに:セックスレスの解消はゆっくり時間をかけて
月に1度の排卵でうまく受精せず、焦ってしまう気持ちばかりでは、セックスレスは加速するばかりです。なぜセックスレスに陥ってしまっているのか、自分の正直な気持ちはどのようなものかなど、夫婦でよく話し合ってマイペースに妊活を行なっていきましょう。