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りんご病の症状、子供と大人でどう違う?

2019年7月19日

りんご病の症状、子供の場合は?

りんご病(伝染性紅斑)とは、パルボウイルスB19というウイルスに感染したことで発症する、ウイルス性疾患です。大人でも発症することはありますが、多くは5歳前後の子供です。

子供の場合は、パルボウイルスB19に感染してから2週間前後で、頰に平手打ちをしたような網目状の赤い発疹(紅斑)が出るようになります。併せて頰のかゆみを訴える子も少なくなく、紅斑は手足に出る場合もあります。

なお、先天性の溶血性貧血の子供がりんご病にかかった場合、貧血が急激に悪化したり、免疫不全の子供がかかると重症化したりするリスクがあります。

熱や鼻水、頭痛はりんご病の初期症状!

子供のりんご病の代表的な症状は上述した紅斑ですが、初期症状として軽い風邪のような症状が出ることがあります。具体的には、パルボウイルスB19に感染してから1週間前後の潜伏期間を経て、微熱や鼻水、頭痛といった症状が現れます。下痢の症状が出る場合もあります。

りんご病の症状はいつまで続く?

りんご病の特徴である、紅斑は1週間ほどで自然に消失し(日光や運動の刺激に伴い再度出現する場合もあります)、それを以って治癒に向かっていきます。

大人のりんご病の症状は子供と違う!?

子供のりんご病では頬や手足の紅斑が特徴になりますが、大人の場合は38℃を超える高熱や重度の関節痛、手足のむくみなどが特徴です。リウマチと勘違いしてしまう方も少なくありません。

なお、大人のりんご病の紅斑は顔よりも手足に出ることが多いです。

おわりに:りんごのような頬の赤みは「りんご病」のサインかも!

りんご病の発症者の大半は、5歳前後の子供です。りんご病は感染者の飛沫を通じてうつるので、保育園や学校でりんご病が流行しているとき、お子さんの頬に紅斑が見られたら、まずはりんご病を疑いましょう。なお、重症化リスクの高い先天性の貧血や免疫不全をお持ちのお子さんの保護者は、特に流行状況に注意を払うようにしてください。

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