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口腔アレルギー症候群の原因になる食べものと症状の特徴

2025年7月16日

口腔アレルギー症候群は、ある特定の食べ物を摂ることで症状が現れ、花粉症が流行する春先や初夏、秋に起こりやすいといわれています。この記事では、口腔アレルギー症候群の原因になる食べものと症状の現れ方の特徴について解説します。

口腔アレルギー症候群とは

口腔アレルギー症候群とは、食物アレルギーの一種です。花粉症を持つ人が特定の食べものを口にしたときに症状が現れるため「花粉―食物アレルギー症候群」とも呼ばれることもあります。

口腔アレルギー症候群では、野菜や果物などを摂ったときに口腔や咽頭の粘膜が過剰に反応し、かゆみやしびれなどを引き起こします。一般的に、口腔アレルギーは、花粉に含まれているアレルギーの原因物質(アレルゲン)と構造が似ている物質を含む野菜や果物を摂ったときに発症します。

口腔アレルギー症候群の原因になるおもな食べもの

口腔アレルギーを引き起こすおもな食べものとして、野菜ではトマト・セロリ・ナスなど、果物ではリンゴ・キウイフルーツ・イチゴ・バナナなどがあります。

なお、持っている花粉アレルギーの種類によってアレルギー反応が出る野菜・果物が変わります。たとえば、イネ科にアレルギーをもつ人はトマト・メロン・じゃがいもなど、ブタクサやヨモギにアレルギーをもつ人はセロリ・スイカなどで口腔アレルギーが出ることがあります。

口腔アレルギー症候群の症状の特徴

原因となる野菜や食べ物を摂った後、15分以内に口腔や喉にヒリヒリ感やかゆみを感じて、口の中が腫れてきます。また、眼のかゆみやまぶたの腫れ、肌に発赤やじんましん、腹痛や下痢などが出ることもあります。重症の場合には、アナフィラキシーショックを起こし意識がなくなったり、血圧が下がり呼吸困難になったりすることもあります。

おわりに:症状が緩和しない場合は早めに医師に相談を

口腔アレルギーは、原因となる食べものを摂らなければ基本的には症状が出ることはなく、口腔アレルギーの治療も花粉症の治療を行った上で行われることが一般的といわれています。ただし、アトピー性皮膚炎のある人はあわせて治療を行うなど、専門的な治療が必要な場合もあるので、思い当たる症状がある人は早めに医師に相談しましょう。

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