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お風呂が乾燥肌の原因に?入浴時に気をつけたいポイントは?
2025年4月9日
お風呂が乾燥肌の原因になるのはどうして?
入浴時に湯船につかって体を温めることは、心身のリラックスや血流の改善を促します。このため、湯船につかることは体によい、というイメージがあります。ただその反面、熱いお湯につかり続けるといった入浴法を続けていると、以下のような肌トラブルを引き起こすことがあります。
- 血行が良くなるため、皮膚に赤みやかゆみが現れる
- お湯の温度や湯船につかっている時間によっては、肌の保湿成分が流れ出て乾燥の原因になる
- 乾燥が進むと神経がより敏感になり、強いかゆみを伴う皮膚炎になりやすくなる
入浴による肌の乾燥を防ぐには?
入浴は心身のリフレッシュに効果的ですが、入浴中やお風呂あがりのケアを間違えると乾燥による肌の炎症やかゆみを助長させる恐れがあります。入浴による肌の乾燥を防ぐには、入浴中と入浴後の習慣を見直すのがおすすめです。
入浴中のポイント
入浴中の乾燥を防ぐポイントを紹介します。
お湯の温度は40℃以下のぬるま湯
高温のお湯は急激に血行を促進し、かゆみ成分(ヒスタミン)を生成しやすくなります。お風呂のお湯の温度は36~40℃程度に設定しましょう。
湯船につかるのは10分を目安に
肌を守る皮脂の流出を避けるため、入浴時間は大人でも10分程度、子供なら5分以内になるよう調整しましょう
入浴剤は保湿成分配合のものを選ぶ
入浴剤を使用する場合、保湿成分の一種であるセラミド入りのものを選ぶと、肌の保湿とともに、乾燥も防ぐことができます
体を洗うときはやさしく
ナイロンタオルやハードなボディスポンジなどでごしごし洗うと、肌を保護する皮脂バリアを傷つけ、乾燥を加速させます。乾燥しやすい背中や腰回り・すねを洗うときは、手のひらか、柔らかいコットンタオルでやさしく洗うようにしてください。
入浴後のポイント
入浴後に乾燥を防ぐポイントを紹介します。
保湿剤を塗る
入浴後すぐはしっとりしていても、お風呂から出て3分もすると乾燥が進み、10分後には入浴前と変わらない状態にまで戻ります。また、ケアをしないと30分後には入浴前より乾燥してしまうというデータもあります。肌の乾燥を防ぐには、遅くともお風呂から出て10分以内に化粧水や乳液、保湿オイルやクリームなどの保湿剤を塗る必要があるります。入浴後の保湿はまだ肌に湿り気が残っているうちに行い、マッサージなど、時間のかかるケアは保湿が終わってからゆっくりと行いましょう
おわりに:乾燥肌の原因はお風呂の習慣にあるかも!入浴&保湿ケアは適切な方法で
乾燥を防ぎつつ、心身に良い効果を得るには、入浴と肌ケアに対する正しい知識を理解するのが大切!入浴は40℃程度のぬるま湯に10分以内浸かる程度にとどめ、お風呂からあがったらすぐに保湿ケアを行うことを習慣づけることで、肌の乾燥を予防できますよ。