子育て
未成年者の喫煙でどんな健康リスクがある?禁煙のためのコツを紹介
2025年3月19日
未成年の喫煙の害と禁煙することのメリット
若いうちに喫煙すればするほど、年齢とともに体に与える影響が大きくなります。 からだが成長段階にある未成年者では、ニコチンに対する依存度が年齢が若いほどより強くあらわれ、より高い依存性を示すことがわかっています。未成年で喫煙を始めてしまうと強く禁煙の禁断症状があらわれたり、タバコをやめにくくなります。
まずは、喫煙による健康リスクを理解しましょう。
喫煙は肺活量を減少させる
禁煙すれば、喫煙している状態と比べるとより健康になります。息切れしにくくなる、などが期待できます。
喫煙はお金がかかる
禁煙すれば、お金をかなり節約できます。 喫煙者は1週間あたり3,000円近くタバコにかけていることも。生涯を通じて考えると、500万~1,000万円近くをタバコ購入に充てるケースもあるのです。
しわやたるみが出やすい
タバコの化学物質は皮膚に血液を遮断し、エイジングを加速させることもあります。
自然環境に影響を及ぼす
葉タバコ生産による森林破壊が懸念されています。
喫煙でがんのリスクが高まる
喫煙者は、がんの発症リスクが高くなることが研究でわかっています。
禁煙するために理解したいこと
禁煙するために、どんなことから始めるのがよいのでしょう。
未成年者で喫煙をしている場合、下記のことから始めて禁煙を成功させるのがおすすめです。
もしも友だちや仲間からタバコを渡されそうになったら、 「タバコを吸うとお金がかかるからやめているんだ」「新しい仕事ではタバコが吸えないから禁煙中」 「体の調子を整えて部活のレギュラー選手になりたいから、やめたほうがいいと思ってる」など、しっかりと言葉にして断れるように準備しておきましょう。
禁煙は、最初の数日がいちばん厳しい期間です。禁断症状のほとんどは、禁煙開始から4週間後に弱まり、ニコチン含有の禁煙補助薬を複数組み合わせて使うことで、吸いたい欲求をやり過ごせるようになります。
禁煙できる環境を整える
友だちや仲間が喫煙をしていると、禁煙しにくいということもありますよね。タバコを吸わない、一緒に禁煙を頑張る仲間と過ごす時間を増やすのもおすすめです。
医師の助けを借りる
禁煙は、大人でも簡単ではありません。意思の力だけでやめるのはとても難しいことを理解しておきましょう。禁煙外来やニコチンパッチ、ニコチンガムなどの禁煙補助薬を使用すると、成功する可能性をぐんと高められます。これらは医師の処方により保険が適用されます。
喫煙の欲求をコントロールする
禁煙中は、喫煙の欲求をコントロールすることが大切です。リンゴチップスやニンジンスティック、ノンシュガーのミント菓子、ポップコーンといった低カロリーのお菓子でお腹を満たしたりして、吸いたい欲求を解消してください。
友だちや家族にサポートを頼む
そばにいる人にサポートを求めてください。自分が正直でいられる人で、あなたに対しても正直である人を選びましょう。サポートする側の人は、禁煙中の人に対してハグをしたり、感情を受け止めたりする必要も出てきます。
アルコールやコーヒー、糖分、お菓子は、避ける
研究によると、これらの嗜好品(特にアルコール)をきっかけに、タバコを吸いたいという欲求が引き起こされやすいことがわかっています。
時間がかかることを理解する
タバコが吸いたい欲求がおさまるまでに、早くても約1か月はかかることを忘れないでください。
おわりに:もてたいなら禁煙しよう!
タバコを吸うのがかっこいいというイメージを持つ人もいますが、健康リスクをしっかりと理解しておきましょう。禁煙はひとりではなかなか成功しにくいものですので、医療機関や家族、友人などのサポートも受けながら進めてくださいね。