子育て
未成年の飲酒、喫煙にNO!同調圧力に負けない子どもに育てるために
2024年9月25日
なぜ子どもは同調圧力に屈してしまうのか?
「引っ込み思案な子がイベントに参加できるよう、ほかの子どもが励ましてくれる」「一緒に勉強しようと声をかけてくれる」など、良い方向へ後押ししてくれる同調圧力であれば大歓迎でしょうが、一方で「一緒にタバコ吸おうよ」「一緒に万引きしようよ。友達だよね?」といったマイナスな同調圧力も存在します。
もしそこで子どもが圧力に流されてしまったとしても、頭ごなしに怒ることはおすすめできません。「友達から嫌われたくない。関係を壊したくない」と思っているだけです。悪い状況から抜け出す方法がわからないだけなのです。
同調圧力の危険性
仲間や友達からの圧力は、負のスパイラル効果を持つことがあります。最初は些細なことだったとしても、それが深刻な非行につながる可能性があるのです。
たとえば、「あれ、盗んできてよ」という圧力に簡単に屈してしまった場合、薬物や未成年飲酒に手を出すことにつながるかもしれません。そうしてアルコールや薬物を繰り返しているうちに依存度が深まり、取り返しのつかないところまでいってしまう可能性があります。
友達からの誘いを断ってもいいと伝えておく
子どもが幼いうちに、仲間の同調圧力への対処法を身につけることが大切です。
就学前には愚かな行為や悪い行為をまねしないように伝えてください。たとえば、友達やクラスメートから喫煙や飲酒に誘われた場合は、「そんなことしないよ」と言ってその場を立ち去るよう教えてください。
喫煙や飲酒をしている子が周りにいないか聞く
子どもが小学生のうちから、「あれ?」と思うような行動をしている子が周りにいないか聞いてみてください。その友達があなたの子どもにサボリや万引き、カンニングをするよう圧力をかけてくるかしれません。子どもが悩んだときに、親に相談しやすい環境をつくることも意識しましょう。
同調圧力がかかったときのロールプレイングを行う
同調圧力をかけられたときに何と言えばいいか、子どもに考えさせることも大切です。家庭でロールプレイングを実践してみるとイメージトレーニングとなり、子どもが悪い同調圧力から逃れるのに効果的です。
また、圧力から逃げる場合、「親を頼る」という選択肢を子どもに教えておくことも大切です。
おわりに
同調圧力に対処するには、できれば学校に通い始める前の段階で対策を練っておくことが非常に大切です。「悪いことはまねしちゃいけないんだよ」と伝えたり、ロールプレイングを行ったりすることで、悪い誘いを受けてもはっきりと断れる子どもになってくれるでしょう。
また、ほかにもできる対策はまだまだあります!後半の記事もぜひ参考にしてくださいね。