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喘息の人の旅行時の注意点~薬を持っていくときの意外な注意点など~

2024年7月31日

旅行時に必要な持ち物

喘息の人は、旅行時に以下のものを持参するようにしてください。

  • 普段服用している薬
  • 自分の症状を記録した書類のコピー
  • 処方箋(医療扶助が必要となったり、薬を失くしたりしたときのため)
  • 喘息の行動計画
  • 旅行保険の書類

旅行前にやるべきこと

喘息の人は、旅行前に下記の準備を整えるようにしてください。

  • 病院を受診し、喘息の行動計画を見返す。
  • 行動計画が最新のものか確認しましょう。もし行動計画がない場合は、この機会につくりましょう。喘息の症状を緩和し、より良い治療法に変えられるかもしれません。
  • 旅行先での医療サービスの受け方を調べる
  • 吸入器を余分に持っていく
  • 失くしたり盗られたりしたときのためです。
  • 予備の薬も持っていく

喘息の発作が出やすい環境を把握しておく

「どんなときに発作が出やすいか」を知っておくことで、旅行先での喘息を防ぐことができる場合があります。たとえば、羽毛枕で喘息が悪化してしまうケースがあります。羽毛ではない枕を持参するか、用意してもらえるよう宿泊先に依頼してみてください。

また、タバコの煙で発作が悪化する人もいます。もし海外旅行の場合は、国によって喫煙ルールが違うので、宿泊先に禁煙ルームが用意できるか尋ねてみてください。スキューバダイビングも喘息悪化の要因となる場合があるため、注意が必要です。

なお、飛行機や船などの密閉空間でアレルギーやウイルス感染にかかり、症状が悪化する人もいます。自分の体調をしっかり把握し、発作をコントロールできるようにすることが大切です。

飛行機に乗るときの注意点~薬を持参するときのポイントなど~

飛行機は高度で酸素が減ってしまうため、普段から呼吸が浅い人の場合は、搭乗に注意が必要なケースがあります。
また、荷物が盗難や損傷に遭った場合に備え、喘息薬は手荷物で持っていくことをおすすめします。

ただ、最近の安全規制によると、100ml以上の液体やジェル、クリームなどの入った容器は機内に持ち込むことができないようです。重要な薬であれば100ml以上でも機内に持ち込むことができますが、それには航空会社からの事前の認証、医師の処方箋や手紙が必要です。また、処方箋ラベルと内容詳細がはっきり見えていなくてはなりません。

旅行前の予防接種について

旅行先によっては、予防接種や予防措置が必要な場合があります。いずれも詳細は医師に尋ねてください(喘息の治療が抗マラリア薬に影響することはありません)。なお、接種前に多量の経口ステロイドを使用した場合は医師に伝えてください

旅行保険について

旅行前には旅行保険に加入し、喘息もカバーされているものか確認してください(保険会社の多くは、旅行前に医師からの許可を必要としています)。できれば一番良い条件のものを選んでください。年齢、薬、渡航先によって見積もりはかなり変わります。

おわりに

荷物の盗難など、旅行では思わぬトラブルに見舞われてしまうことがあります。特に喘息の人は、そういった不測の事態に備えて余分な薬を用意したり、手荷物で持っていったりなど事前の対策が重要です!
安心で楽しい旅行のためにも、今回の記事を参考に準備を整えてくださいね。

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