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台風シーズンはぜんそくが悪化&発症しやすい?

2024年6月26日

台風シーズンはぜんそくが起こりやすい?

ぜんそく(気管支ぜんそく)とは、主にアレルギー性の炎症によって気管支が狭くなってしまう病気で、咳や痰、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューといった音がする)、呼吸困難などの発作が現れるのが特徴です。

このぜんそくの発作の主な誘因としては、ハウスダストダニ動物の毛などのアレルゲンの吸引、タバコの煙、風邪などの気道感染、ストレス、飲酒などが挙げられます。中でもダニは気温と湿度の上がる5〜7月にかけて繁殖し、真夏を過ぎた頃に死滅していきます。そのため真夏に大量のダニが出したフンや、その死骸が増える9〜10月は、ダニアレルギーによるぜんそくが増えやすい時期とされています。

また、上記以外では気候の変化もぜんそく悪化の要因の一つとして知られています。実際、寒暖差が激しい9〜10月はぜんそくを発症・悪化される方が多く、これには台風による低気圧も影響しているのではと考えられています。
さらに、急激な気温の変化や冷えもぜんそくを招く一因です。蒸し暑い屋外からクーラー(エアコン)の効いた部屋に入ると、冷たい空気が気道に流れ込んで、気道がその温度変化についていけないために咳が出ることがあります。クーラー(エアコン)から冷気とともに出てくるダニやカビ、ホコリも、ぜんそくの患者さんの気道を刺激する原因です。

ぜんそくを悪化させないためには?

ダニや室内外の寒暖差、台風による低気圧など、ぜんそくの発作の誘因がたくさん揃っているシーズンは、ほかの時期よりも一層ケアに努める必要があります。具体的には、以下のことを実践するようにしてください。

  • 天気の良い日はこまめに布団を丸洗いし、天日干しする
  • アレルゲンを吸引しないよう、マスクを着用する
  • 着脱や重ね着が簡単にできるような服装を心がけ、寒くなったら上着を羽織る

おわりに:ぜんそく発作のリスクが上がる台風シーズン。しっかり対策を!

気温や湿度が急激に変化したり、台風もやってきたりと気温や気候が不安定なシーズンは、ぜんそくの発作が起こりやすいです。さらに布団をずっと敷きっぱなしにしている人は、発作のリスクが上がってしまいます。布団をこまめに洗ったり、また寒暖差に対応できる服装にしたりと、できる対策をしっかり行いましょう。

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