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離婚するとき・離婚してから…家族のために知っておきたいこと

2023年9月6日

離婚について家族に話す

離婚が決まってからの最初のステップは、家族に離婚について伝えることです。話し合いのためポイントは以下のとおりです。

正直に話す

離婚を家族に秘密にしないでください。難しい会話ですが、後回しにしても事態を悪化させるだけです。何を言うべきかできるだけ早く話し合いましょう。家族に落ち着いて離婚について伝えられるように、事前にリハーサルするのがおすすめです

子どもは何も間違っていないことを強調する

離婚は夫婦の間の問題です。子どもに原因がないことをしっかりと伝えましょう。

子どものことが自分たちにとって一番大切であると伝える

自分たちが以前と変わらず子どもを愛していることも強調してください。離婚してからはどちらか一方とは一緒に暮らすことはないかもしれませんが、子どもの両親であることには変わりません。

質問には具体的に答える

おそらく子どもからは「どこで私は暮らすの?」「お父さん(またはお母さん)はどこに住むの?」と新しい生活について聞かれるはずです。質問をはぐらかさず、誠実に答えましょう。そのためにも夫婦間でのあらかじめの話し合いが重要です。

情報を共有し過ぎない

正直に伝えることは重要ですが、子どもは両親の関係の詳細な部分を知る必要はありません。もし説明する時は、子どもの年齢、成熟度、性格を考慮しながら、必要な情報だけをできる限り伝えてください

生活を変えるときは急ぎ過ぎない

離婚が決まると生活に変化が生じるものですが、できるかぎりゆっくりと生活を変えていきましょう。さらに、子どもがこれまでやってきた習慣(スポーツや習い事)をできる限り継続できるようにしてください

離婚相手とお互いのことについてけなさない

離婚にはさまざまな原因がありますが、お互いを非難し合わずに尊重し合ってください。二人が良好な関係があれば、子どもはより状況を受け入れやすくなるでしょう。

家族の健康のためにすること

子どもは、親の元気な姿を見ることで気持ちが前向きになります。離婚が決まってからは意識的にスケジュールを充実させたり、新しいことに挑戦してみましょう。新しい趣味や、むかし好きだったけれど時間がなくてできなかったものに再挑戦してみるのも楽しいはずです。
そして、健康的な食事をして毎日運動するようにしてください。そうした生活を送ることで、心に良い影響が出ます。気心が知れた友人や家族とのふれあう時間も重要になります。

離婚前に考慮すべきこと

場合によっては以下のような状況になるおそれがありますが、正しく対処するようにしてください。

離婚相手が面会に現れない場合

離婚相手をけなしたりしたくなることもあるかもしれません。ですがこらえましょう。離婚相手は子どもの親ですので、子どもの前で相手をけなすことは特に控えるのが安心です。

自分に新しいパートナーがいる場合

離婚するには調整しなければならないことがたくさんあります。
まず、子どもは片方の親と離れて暮らすことに慣れる必要があります。そしてその次に、新しいパートナーに慣れる必要があります。次のことをやってみてください。

  • 新しい生活をどう感じるかについて、子どもと話し合う
  • 子どもと一緒に過ごす時の習慣を保つ
  • 新しいパートナーと子どもが一緒に過ごす時間を多く持つ

子どもが離婚相手と一緒にいたがる場合

たとえ親権を自分が持っていても、子どもは自分のやりたいことを胸に抱えています。子どもの年齢によっては、柔軟に対応しても大丈夫でしょう。しかしどのような親権の取り決めであっても、子どもは両親の姿や表情をよく見ていることを忘れずに。

おわりに:離婚しても前向きに家族と暮らしていく

離婚した場合は、その家族も辛い思いをすることもあり、子どもは孤独感をもってしまうということはよくいわれます。離婚を前向きにとらえることで、ご自身の苦痛と困難も和らげることができます。家族のためにも自分のためにも、心身ともに健康でいることが離婚後の生活を明るく過ごす秘訣ですよ。

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