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耳の後ろがズキズキ痛くなる原因は?

2023年4月5日

耳の後ろがズキズキ痛い:①頭痛を伴う場合

後頭神経痛は、首から後頭部、耳の後ろ、側頭部にかけて広がっている太い神経(「大後頭神経」「小後頭神経」「大耳介神経」の3つ)が圧迫されることで発症します。

耳の後ろ側の痛みと一緒に、以下のような頭痛を伴うのが特徴的です。

  • 首、頭の両側ではなく左右どちらか片側のみが痛む
  • 首から後頭部、側頭部、頭頂部にかけて、ズキズキと痛む
  • 痛みは常時ではなく、ときどき電気のように一瞬走ることを不定期に繰り返す
  • 痛みがないときでも、首や後頭部、耳の周囲にしびれや違和感がある

後頭神経痛の原因はスマホやストレス!?

後頭神経痛を引き起こす首から頭にかけての太い神経の圧迫は、以下のような理由から、周囲の筋肉が緊張により硬化したり、頸椎が変形することで生じると考えられています。

  • スマホやパソコンの長時間使用による、首・肩の筋肉のこわばり
  • 猫背など、悪い姿勢を長時間とり続けることによる筋肉の萎縮、頸椎の変形
  • 精神的ストレスによる、首・肩周りの筋肉の緊張
  • 慢性的な肩コリによる、首・肩の筋肉の張り

長時間同じ姿勢でスマホやパソコンを使うことや、慢性的なストレスによって筋肉が緊張することは、耳の後ろの痛みや頭痛の原因になりやすいので気をつけましょう。

耳の後ろがズキズキ痛い:②風邪をひいて以来、耳の後ろが腫れている場合

耳の後ろのズキズキとした痛みが、風邪を引いた後から発症して治らないという場合は、リンパ節炎を発症している可能性が高いと考えられます。

リンパ節は、体内でリンパ液を循環させている免疫器官の一種です。首や耳の後ろ、太ももなどには大きなリンパ節が存在していますが、これらのリンパ節のうち1つ、または複数が炎症を起こした状態をリンパ節炎と言います。

リンパ節炎を起こすと、耳の後ろの痛み以外に以下のような症状が出るのが特徴です。

  • 痛みのある耳の後ろや首などに、腫れや赤みが出てくる
  • リンパ節内に膿が溜まり腫れがひどくなってくると、皮膚の一部がただれ膿が出てくる
  • 発熱、倦怠感、疲れやすい、食欲不振など風邪のような症状

リンパ節炎は、風邪やケガにより細菌やウイルス、カビ、寄生虫などが血液を介してリンパ節にまで到達することが原因で発症します。このような病原体が全身に広がって悪影響を及ぼさないように食い止め、殺傷するための免疫反応なのです。

耳の後ろがズキズキ痛い:③耳の下の耳下腺が腫れている場合

耳の後ろが痛み、さらに耳下腺(じかせん)と呼ばれる組織のある耳の下あたりが腫れているときには、流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)の発症が疑われます。

流行性耳下腺炎とは、いわゆる「おたふく風邪」のことで、感染・発症すると片側もしくは両側の耳下腺が腫れる感染症の一種です。

代表的な耳下腺の腫れや痛みに加えて、以下のような症状が出ることがあります。

  • 食事や話をするときに、口を動かすと痛みが出る
  • 顎の下、唾液を作る顎下腺(がっかせん)と呼ばれる組織の腫れと痛み
  • 発症前後に発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感など風邪のような症状がみられることもある

おたふく風邪発症の原因は、ムンプスと呼ばれるウイルスへの感染です。感染すると2~3週間の潜伏期間を経て発症し、通常1~2週間ほどの対症療法と療養を続けると回復していきます。

耳の後ろがズキズキ痛い:④耳の後ろにできものができた場合

耳の後ろの痛みとあわせて、耳たぶや耳の後ろあたりに赤みを伴う小さな水膨れがあるときは、ラムゼイ・ハント症候群の可能性が考えられます。

ラムゼイ・ハント症候群は「耳性帯状疱疹(じせいたいじょうほうしん)」とも呼ばれる感染症で、以下のような症状を引き起こします。

  • 赤みを伴う小さな水疱が、耳全体や耳の穴の中、口の中にまでみられる
  • 耳鳴り、めまい、聴力の低下
  • 口をうまく開閉できない、味がわからないなどの神経症状
  • 目を強く閉じられない、表情を作れないなどの顔面神経痛

ラムゼイ・ハント症候群の原因は、水ぼうそうやヘルペスを引き起こす水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)ウイルスへの感染です。

水痘帯状疱疹ウイルスは、一度感染して水ぼうそうやヘルペスを発症した後、症状がなくなっても体内にとどまり、潜伏していると考えられています。

ストレスや体調不良などで免疫機能が低下すると、潜伏していたウイルスが再活性化し、脳から耳にかけてのびる神経に作用してラムゼイ・ハント症候群を引き起こすのです。

おわりに:耳の後ろが痛くなる原因は、筋肉の緊張から感染症までさまざま

耳の後ろがズキズキ痛む場合に考えられる原因疾患として、後頭神経痛、リンパ節炎、流行性耳下腺炎、ラムゼイ・ハント症候群の4つをご紹介しました。それぞれ耳の後ろの痛みとあわせて特徴的な症状がみられます。こうした症状を少しでも早く改善するためには、耳鼻咽喉科で診てもらうことが大切です。痛みや腫れを長引かせないよう、早めの対策を心がけましょう。

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