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試験を控えた子どものストレスに対処するコツって?

2023年3月22日

学校における試験のストレスに打ち勝つには

試験は、子どもと保護者の両方にとってストレスとなることがあります。試験のストレスに対処する方法をみつけてみましょう。

子どもがストレスを感じているサインに気をつける

試験のストレスの兆候をみつけてください。ストレスを受けた子どもたちには、「いらだち」がみられます。よく眠れず、食欲を失い、心配したり、うつ状態になったりネガティブに見えることがあります。頭痛や腹痛はストレスで引き起こされることもあります。
子どもに話し相手がいると、ストレスとの付き合い方の助けになるでしょう。親、家庭教師、勉強仲間からのサポートは、子どもたちが心配ごとを忘れたり、物事を順序立てて考えるのに役立ちます。子どもがストレスに対処できていないと感じたら、学校の先生に相談するという方法もありますよ。

試験期間中の子どもの食事に気を配る

子どもの健康にはバランスのとれた食事が不可欠であり、試験期間中のメンタルの安定にも役立ちます。
高脂肪、高糖度、高カフェインの食べ物や飲み物(コーラ、、チョコレート、ハンバーガー、ポテトチップなど)を多く与えすぎると、子どもが過活動的となり、イライラしたり、感情的になることがみられやすくなります。

睡眠は試験中の思考と集中力を向上させる

よい睡眠は子どもの思考と集中力を向上させます。子どもは、8~10時間は寝る必要があります(ただし理想的な睡眠時間は人それぞれ)。テレビの視聴やコンピュータの使用は勉強の合間に30分程度と決めておくとメリハリが付きます。
試験の前に一晩中徹底的に詰め込むのは、間違いです。最後まで詰め込んで勉強させる時間よりも、睡眠をとるほうがはるかに有益です。

親が子どもに対して柔軟になる

試験期間の前後には、親は子どもに対してフレキシブルになるのがおすすめです。子どもが1日中勉強をしているときには、家事や片付けができていないとしても過度に心配しないでください。親の気分が落ち着いていることは、子どもの助けになります。家事や片付けがおろそかになっていると、親としてはイライラや不満が募るでしょうが、子どもの試験は一生続くものではないことをくれぐれもお忘れなく。

子どもが勉強しやすい環境づくりをサポートする

子どもが勉強しやすい環境づくりをサポートしてあげてください。勉強をするのは本人ですが、勉強のスケジュールづくりを手伝ってあげるのもおすすめです。

試験時のストレスやプレッシャーについて話し合う

試験で緊張することは自然だということを、子どもに話してください。子どもが試験に対してストレスやプレッシャーを感じるのは自然な反応です。
こうしたストレスやプレッシャーをよい方向に活用できるかどうかが鍵となります。自分が勉強してきたことを思い出させると、子どもが「自信」を持つのに役立ちます。

運動をするよう促す

運動はエネルギーレベルを上げたり、心を癒やしたり、ストレスを和らげるのに役立ちます。ウォーキング、サイクリング、水泳、サッカー、ダンスなどがおすすめですよ。

試験時に子どもにプレッシャーを加えない

子どもたちが試験時に受ける最大のプレッシャーは、家族からのものかもしれません。子どもたちの不安や希望に耳を傾け、親はサポートを行い、子どもを批判しないでください
子どもが試験に行く前は、子どもの気持ちを安心させましょう。ポジティブな気持ちを思い出すこと、試験に失敗しても世界の終わりではないことなどを確認しましょう。
試験の後は子どもと会話しましょう。子どもがすでに終わった試験にこだわりすぎている場合、次の試験に意識をを向けるように促してください。

試験が終わったら褒めてあげる

試験が終わったら、子どもを褒めたりお祝いをしたりしましょう。これは、次の試験のために本当の励みとなります。しかし、過度のご褒美を使って子どもをコントロールしようとするのはリスクを伴います。

交通事故後の外傷後ストレスから回復するには

どんなに気をつけていても、子どもが交通事故にあうことや友人などが交通事故にあう可能性がありますよね。交通事故では体の怪我だけでなく、心にトラウマが残ることもあります。

事故後のフラッシュバックなど気になる症状

事故にあった人は事故当時とそれ以降に、次のようなさまざまな感情に襲われることがあります。

  • ショック
  • 事故が本当に起きたとは信じられず混乱する
  • 怒り
  • 緊張感や心配
  • 恐怖や不安
  • 罪悪感

さらに、心の中で事故がフラッシュバックし、頭から離れない場合もあります。事故にあったほとんどの人は、上記の感情のいずれか(またはすべて)を持つと考えられています。日常生活を妨げてしまうこともあるのです。

事故後の心的外傷後ストレスとは

交通事故にあった人の大半は、時間の経過とともに激烈な感情から解放されていきます。しかし、それらの気持ちが消えなくなったり、強くなったりして、思考や行動に影響を与えることがあります。 長い間、日常生活の中で心を苦しめるこうした感情は、心的外傷後ストレスという状態の兆候です。 心的外傷後ストレスの場合は、次のような症状があります。

  • 進行中の一般的な不安感
  • 運転や乗り物に乗るのが困難
  • 医療検査や手術が怖い
  • 神経過敏、過度の心配や怒り
  • 悪夢や睡眠障害
  • 孤独感
  • フラッシュバック

事故後、どうやって気持ちを整理すればいい?

交通事故後に不安や恐怖、フラッシュバックなどに悩まされている場合、どのようにして気持ちを落ち着かせるのがよいのでしょう。

  • 事故の詳細と、事故当時やそれ以降どのように考え、感じ、行動したか、友人、親戚、カウンセラーに話す
  • 運動したり、さまざまなアクティビティに参加する
  • 主治医に相談する

医師に相談することで、必要に応じてほかの機関を紹介してくれたり、回復のために必要な薬を処方してもらえるでしょう。

  • 日常生活に戻ることを意識する
  • 安全第一を心がける

事故がきっかけで行動範囲が狭くなる人もいますが、怖くても普通の生活に戻ろうとすることが大切です。
事故後は運転や乗車が難しいかもしれませんが、運転中は常にシートベルトを着用し集中することで、将来の事故や怪我のリスクを抑えることができます。

おわりに

様々なストレスの対処法はいかがでしたか? このほかにもいろいろな状況が起こりうるでしょう。つらいときは医師やカウンセラーなど専門家の力を借りるのもおすすめですよ。

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