子育て
オスグッドはストレッチで解消しよう!おすすめの方法をご紹介!
2022年8月24日
オスグッドってどんな症状?
オスグッド病(以下、オスグッド)とは脛骨結節(ひざのお皿の下の骨)が徐々に出てくる病気で、それに伴ってひざ周辺に痛みが生じます。また、赤く腫れたり、熱を持ったりする場合もあります。そのため、お子さんに以下のようなトラブルがある場合は、オスグッド病が疑われます。
- 運動中に膝が痛んでしまい、十分なパフォーマンスを発揮できない
- 運動前後にストレッチをしているが、運動中に痛みが出てしまう
- 湿布薬や鎮痛剤を使用しているが、運動中の痛みが続いている
- 少し休めば痛みは和らぐが、運動を再開すると痛みを伴う
このように運動中にひざの痛みを伴う場合は、オスグッド病を発症している可能性があります。この理由は飛ぶ、はねる、ボールを蹴るといった動作の繰り返しが、病気の発症と関係しているからです。もし気になる症状がある場合は、一度医師に相談するといいでしょう。
オスグッドの痛みを解消するストレッチは?
オスグッドによってひざが痛む場合は、無理にスポーツを行わないようにし、安静にすることが大事です。また、「大腿四頭筋のストレッチ」を行うことで、痛みの軽減や、悪化の防止なども期待できます。そこで、大腿四頭筋のストレッチ法を2種類ご紹介します。
大腿四頭筋のストレッチ法:その1
まずは「立ったまま行うストレッチ法」です。大腿四頭筋のストレッチ法の中でも比較的簡単なので、運動前後に取り入れると良いでしょう。手順は以下のとおりになっています。
- まずは右手を壁などに置き、身体を安定させて立ちます。
- 次に左手で左足の甲を持ち、膝を曲げて、かかとをお尻の方に近づけます。
- 太ももが伸びているのを感じながら、そのままの状態を20秒ほど維持します。
- 20秒経ったら、左足をゆっくりと戻します。そして反対側の足も行いましょう。
大腿四頭筋のストレッチ法:その2
続いて「座った状態で行うストレッチ法」です。床でもできるストレッチですが、マットなどを用意しておくと良いかと思います。ストレッチの手順は以下のとおりです。
- まずは両足を前方向に起き、身体の後ろに手をつきます。
- 左足だけ正座をするように、膝を曲げます。
- 上体をゆっくりと後ろに倒し、太ももが伸びている状態を20秒ほど維持します。
- 20秒経ったら、上体をゆっくりと戻ります。そして反対側の足も同様に行います。
ストレッチをする際に注意すべきポイント
ストレッチを行う際には、以下のポイントを守るようにしてください。これらはストレッチの効果を高めるためだけでなく、ストレッチによる事故を防ぐためにも大切になります。
- 無理に身体を伸ばさず、「気持ちよい」と感じる程度にすること
- ストレッチ中は息を止めたりせず、ゆっくりと呼吸をすること
- (入浴後など)十分に身体が温まった状態でストレッチを行うこと
なお、オスグッドを発症すると、3カ月~6カ月程度は症状が続きます。もし「大腿四頭筋のストレッチ」を行ってもひざの痛みが続くようであれば、医師に相談してください。
おわりに:ストレッチでひざの痛みを和らげましょう!
オスグッドは成長期に見られる病気なので、基本的に成長期が終了すれば病気も治癒していきます。ただ、それでもスポーツしたい場合は、運動前後に「大腿四頭筋のストレッチ」を行うといいでしょう。なお、実際に取り組む前には、医師から指示を受けるようにしてください。