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赤ちゃんの肌に湿疹が! 乳児湿疹は母乳が原因になっている?

2021年5月13日

乳児湿疹とは

乳児湿疹とは、生後2週間ごろから発生する湿疹の総称のことであり、顔や体、手足などにカサカサ、ベタベタ、ジュクジュクといったさまざまな湿疹が起こります。生後6ヶ月頃までの湿疹は、乳児脂漏性湿疹、おむつかぶれ、あせも、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの可能性が考えられ、原因の特定が困難です。多くの赤ちゃんが一度は経験するとされていますが、症状が長引く場合は皮膚科あるいは小児科を受診するようにしましょう。

乳児湿疹の原因は

乳児湿疹の原因ははっきりわかっていませんが、ホルモンバランスの影響で皮脂が過剰分泌され毛穴が詰まることや、皮脂の分泌が落ち着いた後の乾燥が原因ではないかと考えられています。この湿疹を放置してしまうと悪化するため、適切に対処することが重要です。

母乳が原因?

乳児湿疹の主な原因のひとつとして、母乳に何らかの問題が起こっていることが示唆されています。母乳で赤ちゃんを育てている場合、授乳者の摂取する食事が赤ちゃんの健康状態に深く関係してきます。授乳者が揚げ物、お肉などの脂分の多い食事や、チョコレートやケーキなどの糖分を多く摂取したときは、それらに影響された母乳をそのまま赤ちゃんが摂取することになるのです。また、乳製品や卵などの過剰摂取で母乳にたんぱく質が多く含まれると、赤ちゃんはこれをうまく消化することができずに湿疹が起こることがあるといわれています。

どうすれば乳児湿疹の症状を改善できる?

乳児湿疹の症状を改善する方法は以下のとおりです。

肌を清潔に保つ

通常、乳児湿疹は生後5ヶ月までに自然に治るとされています。湿疹がでている間は、肌を清潔に保つことが大切です。お風呂に入れるときは弱酸性の石鹸を使用し、泡立てネットを使ってたっぷりの泡で優しく洗ってあげましょう。やわらかいガーゼで洗ってもかまいません。

乾燥している場合

皮脂の分泌が落ち着き乾燥するようになってきたら、低刺激のベビーローションや保湿クリームをこまめに塗り、乾燥を防ぎましょう。

症状が重い場合

症状が良くならない、またはひどい症状の場合は、皮膚科または小児科を受診しましょう。医師にステロイド外用薬や白色ワセリンを処方された場合は、医師の指示通りに塗ってください。

乳児湿疹が出ている間、母乳を与えて大丈夫?

母乳は赤ちゃんの重要な栄養となります。乳児湿疹の原因が母乳であったとしても、母乳を与えることをやめる必要はありません。健康的な母乳を与えるためには健康的な食事が大切です。脂質が多くないですか? 乳性品の摂り過ぎはありませんか? 今摂っている食事を一度見直してみましょう。

おわりに:赤ちゃんに乳児湿疹を機に、自身(授乳者)の食生活を振り返ろう

食事は母乳に直接影響を与え、赤ちゃんの健康にも関わります。健康的な母乳を赤ちゃんに与えるため、乳児湿疹を機に食生活の振り返りを行いましょう。

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