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離婚後の子供と向き合うために

2021年5月13日

正直に話しましょう

自分が悪かったのだと責めることは正しいことではありません。3組に1組の夫婦が離婚をするといわれる昨今、離婚したことに対してあまり強く引け目に感じる必要はないのです。それよりも、自分たちが置かれている状況をきちんと 話し合いましょう。

別れや離婚について、オープンに話をすることは勇気がいることですが、「離婚の原因は子供にはないこと」については伝える必要があるでしょう。子供は何も間違ったことをしていないのだと強調し、あくまで夫婦の問題であることをわかってもらいましょう。 そして、以前と変わらず子供を愛していることも伝えてください。

また、配偶者とはもう一緒にいられなくても、子供にとっては二人が実の両親であることに代わりはないことについても、説明しておきましょう。年齢や性格などを考慮する必要はありますが、子供からの質問には具体的に答えてください。両親どうしの非難の応酬をみてしまうことは、子供にとって最も耐え難いものなので、話し合いの最中は配偶者への一方的な 非難は避けましょう。二人の間が良好な関係であるほうが、子供は素直に状況を受け入れてくれると思います。

子供と感情を分かち合うことが大切

離婚後、子供はさまざまな反応を見せると思いますが、「聞きたいことは何でも質問していいし、言いたいことは何でも話していい」ことを必ず伝えて、自分の思いや考えを吐き出させてあげましょう。離婚のことを伝えても全く反応を見せない子供もいますが、 それでもかまいません。 無理に聞き出そうとせず、子供が話そうとしたときには、必ずそばにいてあげるようにしましょう。

留意すべきこと

親のいない子供の気持ちはひどく不安定です。できるだけ一緒に過ごすようにしてあげてください。 別れた配偶者が面会に現れなかったり、養育費の支払いが滞ったときなど、感情的にフラストレーションが溜まってしまいこともあるでしょうが、子供の前でその不平を口にしてはいけません。先述したように、子供にとってはどちらも実の親であることにかわりはないのです。

新しいパートナーと出会う機会がおとずれたときは、子供が気持ちを整理できるように気づかってあげましょう。過度に甘えたり、暴力的になったり、感情的に不安定になったり、何らかのトラブルが起こしたり、食事や睡眠などの生活習慣が乱れるなど、今までと違った言動がないかしっかり見守ってあげましょう。

おわりに:元気な毎日を送るために、サポートを求めましょう

親が気落ちしてしまうと、子供はますます元気をなくしてしまいます。 気晴らしのためにも、どんどん出かけるようにして、子供が喜ぶ遊びや新しい趣味を探してみましょう。そして、規則正しい生活を心がけ、適度に運動するようにしてください。地域のコミュニティにも積極的に参加してみましょう。イベントなどをつうじて交流を深めていくことは子供にはもちろん、親にとっても頼もしいサポートになるはずです。どうしても困ってしまったときは、まちの福祉課や非営利の支援団体に相談するのもよいでしょう。

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