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ケガや事故の防止に。赤ちゃんが安全にハイハイするためのポイント

2020年12月16日

危険なものをどけておく

ハイハイのコースに電気コードや異物がないか確認しましょう。赤ちゃんは手にふれたものを口に入れてしまう傾向があるので、口にちょうどおさまったり首がしまったりしそうなものを床からどけることが大切です。

また、床にトゲや爪などの鋭いものがないかも確認しましょう。滑り止めつきのカーペットやフロアマットを敷くのもおすすめです。

赤ちゃんにとって危険なものがあったとしても、大人の目線では気づかないことがあるので、保護者の方もハイハイしてみるといいかもしれません。

部屋の各所に安全ゲートを

お風呂やトイレ、キッチンなどの入り口は安全ゲートを設置するかドアを閉めっぱなしにして区切りましょう。

階段にゲートを設置するときは…

家が2階建て以上の場合は、事故を防ぐために階段の上と下にゲートをつくりましょう。
ただし、完全に立ち入り禁止にはしない点がポイントです。赤ちゃんは正しい昇り方を知る必要がありますし、なにより、どのように安全に降りるかを知る必要があります。

階段の形状にもよりますが、できれば床から数段あがったところでゲートを設置しましょう。これで赤ちゃんが昇り方を覚えたら、次は安全な降り方のお手本を見せてあげてください。身体が地面に近い状態のまま、お腹を下にして移動します(習得するには何ヵ月もかかることがあります)。

保護者の方は、この階段の上下運動を根気強く見守ってあげてください。赤ちゃんの安全のためには本当に大切なことです。もし赤ちゃんが階段の昇り降りの方法を知らなかったら、ゲートのない階段に出くわしたときに思わぬ事故に遭ってしまう恐れがあります。

レギンスやパンツで赤ちゃんの足をカバーする

ハイハイに夢中で足に傷ができてしまうことがあります。レギンスや伸縮性のあるパンツを着させて、布ずれや引っかき傷を避けましょう。

登っていい場所とダメな場所を教える

本棚などの登るべきでないところに赤ちゃんが登っていたら、何度でも優しくどかして、その家具は登るためのものではないことを教えてあげましょう。安全なところ(昇る練習をした段差や、練習用に積み重ねた枕など)へ赤ちゃんを誘導し、ここが登っていいところだと繰り返し教えてあげてください。そのうち理解してくれるようになるでしょう。

ただし、赤ちゃんが倒さないように重い家具は壁にくっつけておいてください。

しっかり見守る

どんなに安全な環境を整えていても、赤ちゃんがいたずらをしたり傷ついたりしないか見守ることがとても重要です。

おわりに:赤ちゃんの目線で安全な環境を

大人の目線では危険なものが見当たらなかったとしても、赤ちゃんの目線や姿勢になると、ケガや事故の素が転がっているケースもあります。ご紹介したポイントに気を配りながら、安全なハイハイをサポートしてあげましょう!

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