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糖尿病、喘息、アレルギー、子どもの長期疾患で学校に相談すべき対応

2020年7月13日

長期疾患を抱える子どもの学校側の対応

病気を抱えながら学校に通うことができる長期的な疾患として、糖尿病、喘息、てんかんおよびアレルギーがあります。

子どもに長期疾患がある場合、学校にその病気に関するケアをしてもらうよう準備をお願いしておく必要があります。

学校側に伝えるべき子どもの病気の情報

子どもが最近長期疾患にかかっていると診断された場合、あるいは長期疾患の状態を持つ子が学校に入学する場合、学校とその管理方法について相談してください。
学校に話す情報については、子どものかかりつけの医師に相談してください。

また、学校に薬を保管しておいたり、薬の投与を手伝ったりするなど、学校側がとるべき準備をお願いすることもできます。学校には以下を伝えましょう。

  • 子どもが服用している薬の詳細と、服用する時期
  • 薬の副作用
  • 緊急事態の危険性
  • 緊急自体にすべきこと、してはいけないこと
  • 食事の要望などの特別措置や、子どもが運動する前にすべきこと
  • 通院のため、子どもが定期的に学校を欠席する必要があること

事前に医師と、学校にいる間の子どもの状態管理(たとえば、日中ではなく、放課後や授業前に服用できる薬に変えられるかなど)について話し合ってください。子どもの状態について学校からの関与を最小限にできる場合は、そのほうがよいと思います。

事前に学校と話し合っておくべきこと

この方針は、以下のようなものを対象とします。

  • どの薬を学校で扱い管理するか。薬を投与するスタッフは、十分に訓練を受けている必要がある
  • 遠足など、校外に出る場合に薬をどのように扱い、管理するか
  • 緊急時、学校は誰に連絡すればよいか
  • 学校は食事など、特別な対応が必要な場合にどのようにすればよいか
  • 必要ならば、子どもの運動会や修学旅行などに参加できるように手助けするか
  • 学校にいる間、子どもの状態をどうやって見守るか

おわりに:不安な点があれば、まず相談を

子どもが学校にいる間、どのように病気の管理をしてもらうかを学校に相談することで、子どもは安全な学校生活を送れるようになります。

喘息や糖尿病、アレルギーなどをわずらって学校に通っている子どもは多数います。何かあったときでも適切な対応をしてもらうために、心配な点があれば事前に医師や学校と話あっておくことが大切です。

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