子育て
赤ちゃんが普通のコップで飲み物を飲む練習のコツとは?
2020年2月16日
赤ちゃんがコップで飲む練習は、いつ始めればいいの?
個人差はありますが、一般的に赤ちゃんは6~9か月ぐらいでシッピーカップ(大きな取っ手やストローがついたコップ)から飲み物を飲むことができるようになり、12か月くらいで普通のコップで飲み始めることができるようになっていきます。
生後6~12ヶ月くらいを目安にコップで飲み物を飲む練習を始めてみましょう。
ただ、
- コップを持ち上げて口まで持っていく筋肉の発達
- 飲み物を飲むための口の筋肉の発達
には時間がかかります。最初はうまく飲めなくても心配する必要はありません。
やさしく見守りながら、あせらずじっくり練習を続けていきましょう。
コップで飲む練習の準備に必要なことは?
コップで飲む練習を始める前に、赤ちゃんが飲む練習を楽しめるような準備をしておきましょう。
赤ちゃんが喜ぶコップ
すてきな飾りがついたものやお気に入りのキャラクターが書いてあるもの、かわいい色使いのものなど、赤ちゃんが好きになってくれそうなコップを用意してあげましょう。
できるなら、赤ちゃんに見せて気に入ったものを購入した方がいいかもしれませんね。
こぼしてもいいように
飲む練習を始めると、最初のうちはきっとたくさんこぼしてしまいます。
こぼしたときにイライラしてしまうと、それが赤ちゃんにも伝わってしまい練習がイヤになってしまうかもしれません。
こぼしてもいいように周囲にタオルをしいたり、慣れるまではお風呂場で練習するといった工夫をするようにしてください。
どうやって赤ちゃんにコップを使う練習をさせたらいいの?
準備ができたら、以下のポイントに気をつけて練習させてあげましょう。
自分がコップを使っている姿を見せる
赤ちゃんは大人がしていることをマネしたがります。
自分がコップを使っている様子を赤ちゃんに見せて、「あらおいしい、○○ちゃんも一緒に飲みましょう」と声をかけてみましょう。
シッピーカップと併用する
最初のうちはシッピーカップと普通のコップを併用した方がいいでしょう。
慣れてきたら少しずつ普通のコップを使う頻度をあげていくようにしてください。
また、外出時など「こぼしてはいけない場所」で飲み物を飲むときはシッピーカップを使ったほうが、ストレスはたまりにくいかもしれませんね。
赤ちゃんが好きな飲み物
赤ちゃんが普通のコップを使うのを嫌がるときは、哺乳瓶やシッピーカップに水を入れ、普通のコップにミルクやジュースを入れるようにしてみましょう。
好きな飲み物を飲むために普通のコップを使えるようになろうと、頑張ることができるようになります。
こぼして当然と考える
これは大人の問題になりますが、赤ちゃんが飲み物をこぼすことにあまり神経質になり過ぎないようにしましょう。
コップで飲むとむせてしまうときは?
赤ちゃんがコップで飲む練習をするときにむせてしまう原因としては次のようなことが考えられます。
- 一気に大量の飲み物が口の中に入ってしまう
- 飲む角度が悪く、飲み物が気管に入りやすい
- 飲み物がコップから口の中に入る感覚に慣れない
コップを使う前の赤ちゃんは哺乳瓶やストローマグなどを使用して飲み物を飲んでいます。
哺乳瓶やストローマグなどは一度に多くの飲み物が口の中に入らないので赤ちゃんが自分のペースに合わせて飲めますが、コップの場合は慣れるまで「一度に飲み込める量を口の中に入れる調節」が上手くできません。
また、角度をつけすぎて飲んでしまい飲み物が気管にダイレクトに入り込んでしまったりすることも多いでしょうし、吸い込んで飲むことしかしてなかった赤ちゃんにとっては「傾けたときに口の中に飲み物が強制的に入り込む感覚」に慣れない、ということもあるでしょう。
練習を重ねていけば自然とコップの感覚や使い方に慣れてむせることは少なくなります。
それまでの間は、コップを適度な角度に傾けるようサポートしてあげたり、水分にとろみをつけてあげたりしてサポートしてあげましょう。
最近では一度に大量の水分が入らないような形状の練習用コップも販売されていますので、そのようなグッズを試してみてもいいかもしれませんよ。
おわりに:コップ飲みの習得には個人差がある。あせらず見守ってあげて
赤ちゃんが哺乳瓶を卒業し、シッピーカップから普通のコップで飲み物を飲めるようになるまでには時間が必要です。こぼしたりうまく飲めなかったりしてもイライラしないで、見守ってあげましょう。
赤ちゃんが練習を楽しめるような工夫も忘れないでくださいね。