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赤ちゃんが後追いするのはどうして?どう接してあげればいいの?

2019年12月9日

赤ちゃんが後追いするのはなぜ?

後追いとは、ママなど保護者の後ろを赤ちゃんがいつもついて回ろうとする行動です。赤ちゃんに体と心の変化があらわれることで後追いは発生すると考えられています。後追いをしているときの赤ちゃんは不安そうにしていたり、泣いていることが多くみられます。

体の変化

赤ちゃんが成長してハイハイやつたい歩きができるようになって行動範囲が広がったときに後追いは起こりやすくなります

心の変化

赤ちゃんは成長に伴い、ママなど保護者に対して安心感や信頼感が生まれます。赤ちゃん自身にとって「特別な存在なんだ」という認識が生まれることで後追いが発生すると考えられています。記憶力や認知力が発達し、安心できる人とそうでない人を区別できる時期です。

赤ちゃんが後追いする時期は?

後追いは生後6カ月頃から始まり、1歳半を過ぎる頃までにかけて少しずつ後追いをしなくなっていきます。


生後6カ月頃の赤ちゃんは自分の手や足を認識し始め、自分の体とママの体が別々だということも認識しだします。そのため、ママなど信頼できる身近な存在が目の前からいなくなることに不安を感じます。


ただし赤ちゃんの記憶力は短期的なものです。生後6カ月頃の赤ちゃんは、目で認識できるものしか理解ができませんのでママなどの姿が見えなくなると不安になり、姿を見つけるために後追いをします。


目の前から信頼できる人がいなくなったとしても、「近くにいる」「ずっといないわけではない」というようなことが理解できると後追いは起こりにくくなります。そういったことがわかるようになるには言葉の理解も影響します。

赤ちゃんが後追いしてきた場合の対処法は?

赤ちゃんに後追いをやめさせるはっきりとした対処法はありませんが、赤ちゃんの不安を和らげる方法を試してみましょう。

赤ちゃんに話しかける

赤ちゃんの視界から信頼できる大人の姿が見えなくなると、赤ちゃんは不安を感じて後追いをします。不安を和らげるために、赤ちゃんから離れるときに声を出して話しかけてみましょう

離れる前に「ちょっとトイレに行ってくるよ」「待っていてね」など必ず話しかけ、戻ってきたときも「待っていてくれてありがとう」「偉かったね」と褒めて抱きしめるなど、言葉と体で十分にスキンシップします。

キッチンで料理をしているときは「おいしいごはんを作るよ」「お野菜切るよトントントン」、洗濯をしているときは「ぴかぴかに服を洗うね」「洗濯物を干すよパタパタパタ」など、赤ちゃんの耳に声が届くように話しかけてみてください。擬音語や擬態語などリズミカルな言葉を使うと喜ぶ赤ちゃんもいます。

赤ちゃんに歌いかける

赤ちゃんの目の前から離れているときに、歌を歌って声が聞こえるようにすることもおすすめです。

スキンシップで安心感を与える

一緒にいるときや遊びの時間は赤ちゃんにやさしくふれたりコミュニケーションをしてみましょう。赤ちゃんのことを大好きで大切に思っていることを伝えて、赤ちゃんに安心感を与えます。

育児グッズを使う

家事を楽ちんにするための便利グッズを活用するのもおすすめです。抱っこ紐を使って、赤ちゃんを抱っこしながら大人の両手が使えるようにする、家事をするときはバウンサーに座らせるなど、できるだけそばにいるという方法もあります。 家事の時間が少なくなった場合はいつもより掃除や料理などを適度に手抜きし、負担を軽くするようにしてみましょう。

協力して育児と家事をする

ママ、パパ、おばあちゃん、おじいちゃんなど周囲の人が協力して育児や家事を行うことで、赤ちゃんの不安を和らげたり日常生活や家事が思うように進まないストレスを蓄積しないようにするのも大切です。

おわりに:後追いは赤ちゃんの成長に伴ってあらわれます。ご家庭に合った対処法を探しましょう

後追いは、赤ちゃんがすくすくと育っているからこそ起こるものでもあります。赤ちゃんの不安が軽くなるように言葉とふれあいのスキンシップをしてみたり、便利な育児グッズを活用するなどしてみてください。

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