子育て
赤ちゃんを母乳で育てるとき、お母さんができることは?
2019年10月13日
母乳はどんなふうに作られるの?
母乳はお母さんの血液をもとに作られています。血液が母乳になるとき、赤い色のもととなる赤血球は取り込まれず、それ以外の成分(タンパク質や白血球など)が取り込まれます。このため、血液を作るもとになる食事の栄養バランスが、母乳の量などに影響を与える可能性があると言われています。
母乳で子育てすることのメリットは?
母乳で子育てすることは、赤ちゃんにとってはもちろん、お母さんにとってもよいことがあります。 赤ちゃんにとって
- 感染症(気管支炎、下痢、中耳炎など)にかかりにくくなる
- 喘息などのアレルギー疾患にかかりにくくなる
- 小児がんの発症リスクが低くなる
- 糖尿病や高血圧といった生活習慣病を予防する効果がある
- 認知機能や視機能が向上する
- 腸内環境を整える
お母さんにとって
- 月経の再開を遅らせることができる
- 貧血のリスクが下がる
- オキシトシン(ホルモンの一種)の作用でストレス反応がやわらぐ
- 糖尿病などの生活習慣病のリスクが下がる
- 閉経前の乳がん、卵巣がん、子宮体がんのリスクが下がる
- 骨粗鬆症を予防できる
世界保健機関(WHO)でも、生後6カ月は母乳で育てることが望ましい、という指針を出していますが、お母さんの中には母乳が出にくい方もいますし、母乳で子育てするのが難しい環境にある方もいらっしゃると思います。
大切なのは、生まれたばかりの赤ちゃんがすくすくと成長するための栄養を届けてあげることです。
たしかに、ミルクには初乳に含まれる免疫物質は入っていませんが、そのほかの赤ちゃんに必要な栄養素はしっかり入っています。母乳で子育てをすることにこだわらずに、必要に応じてミルクを使いながら、赤ちゃんを育てていきましょう。
よりよい母乳をあげるためにできることは?
授乳中の食事制限は特にありません。ただし、香辛料や刺激物の摂取で母乳の味や匂いに変化が出る可能性があります。赤ちゃんが母乳を飲むのを嫌がるそぶりを見せるようでしたら、授乳中は刺激の強いものは控えましょう。
また、コーヒーやカフェオレといったカフェインを含む飲み物は、母乳に含まれる鉄分が減ったり、赤ちゃんの寝つきが悪くなったりする可能性がありますので、授乳中は毎日飲むのは控えてください。もちろん、アルコールも授乳を終えるまで控えるのがベストです。
そして、赤ちゃんに少しでもよい母乳をあげるために、栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。もし、これまで食べ物の好き嫌いが多いようでしたら、この機会に苦手なものにも少しずつチャレンジしていきましょう。亜鉛や鉄分といったミネラルがしっかり摂れるよう意識することも大切です。
亜鉛が多い主な食品
- 牛肉
- ひよこ豆
- カシューナッツ
鉄分が多い主な食品
- あさり
- レバー
- ひじき
とはいえ、赤ちゃんのお世話に加えて、毎日栄養バランスの取れた食事を用意するのは大変だと思います。必要に応じて、サプリメントや栄養補助食品を使って、これらの栄養素を補うとよいでしょう。
食事で不足しやすい栄養素を補える「チクゴ株クロレラ」とは
毎日の食事で不足しがちな栄養素を補う食品として、授乳中に特におすすめなのが「チクゴ株クロレラ」です。
チクゴ株クロレラは、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸、食物繊維、葉緑素といった栄養成分が含まれている食品です。もちろん、亜鉛や鉄分も含んでいるので、授乳中の栄養補給にも使うことができます。
また、チクゴ株クロレラに含まれる葉緑素には、腸管内の有害物質(ダイオキシン、水銀など)にくっついて、体の外へ排出したり、再吸収を抑えたりする働きが明らかになっています。お母さんの体内から有害物質が減ると、母乳に移行する量も減るため、赤ちゃんにより安心な母乳を届けることができます。
おわりに:よりよい母乳を届ける上で、チクゴ株クロレラには魅力がいっぱいあります
母乳は赤ちゃんが初めて口にする食事でもありますから、栄養バランスの取れた食事を心がけるのはもちろん、カフェインやアルコールなどを控えることが大切です。もし、毎日忙しくてバランスのよい食事を用意する時間も体力もないときは、チクゴ株クロレラといった栄養補助食品を取り入れることも検討してみてください。