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乳腺炎の鎮痛薬として、カロナール®やロキソニン®を使っても良いの?

2019年7月19日

乳腺炎の鎮痛薬で「カロナール®」を使っても良いの?

カロナール®は、アセトアミノフェンを主成分とする薬です。この薬は授乳中に服用しても母乳に影響を及ぼさない薬と言われています。

乳腺炎の鎮痛薬として「ロキソニン®」は使える?

ロキソニン®は母乳へ移行する確率が低いため、授乳中に服用しても問題ないといわれています。
一般的に会陰切開や、裂傷による痛みに対する効果はロキソニン®が強いとされ、産後も一般的に内服することのできる薬です。ただし、副作用の関係から喘息や腎機能障害、胃潰瘍などの既往歴がある方は内服を控えたほうが無難です。

授乳期の乳腺炎でイブ®︎を飲んでも大丈夫?

イブ®に含まれるイブプロフェンは母乳中にわずかにしか移行しないので、授乳期に服用しても問題ありません。

ただし、イブ®の種類によってはイブプロフェンが多く含まれているタイプのものや多くのカフェインが含まれているものがありますので、なるべく成分が少ない物を選ぶようにし、購入する際は薬剤師に相談すると安心です。

薬を飲んだら断乳しなきゃいけないの?

様々な薬を服用し始めるにあたり、授乳を控えたほうがいいのかしらと悩むこともあるでしょう。自分の体のためとはいえ、赤ちゃんに母乳のメリット(免疫や神経発達を促すことや、感染症の予防など)を与えられなくなるのはつらいですよね。

薬を服用している間も母乳で育てたい場合は、かかりつけの医師に一度相談してみてください。場合によっては、母乳に影響があまり出ない薬を処方してくれることがあります。ただ、もしそれでも服用中は授乳をやめるよう指示されたら、赤ちゃんの健康を考えてそれに従いましょう。

また、授乳をやめている間は搾乳をして、母乳を作り続けることができる状態を維持しましょう。1日に5~6回、できれば3~4時間おきに搾乳すると、薬を飲み終えた後にすぐ赤ちゃんに母乳を与えることができます。

おわりに:カロナール®、ロキソニン®ともに授乳中でも服用可能

カロナール®は、授乳中にも影響が少ないとされるアセトアミノフェンが主成分です。このほかにも葛根湯など、授乳中にも服用できる薬はあります。また、ロキソニン®も産後、授乳中でも安全に内服できますが、副作用である喘息の惹起、腎機能障害、胃潰瘍には気をつける必要があります。
授乳中に市販薬を使うときは、なるべく医師か薬剤師に相談しましょう。

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