出産
おしるしは出産のサインなの?出たら病院へすぐ行ったほうがいい?
2021年11月24日
おしるしは出産の最初のサインなの?
出産が近いことを知らせるサインは主に、陣痛・破水・おしるしの3つで、基本的におしるしは他の2つのサインよりも先に来ることが多いです。
一般的な出産までの流れは、おしるし → 陣痛 → 破水ですが、出産までの流れは人により異なるため、必ずしもおしるしの次に陣痛がくるとは限りません。
また、出産の始まりのサインも人によって違います。どのようなサインがあっても慌てないように、事前に必要事項を確認しておくようにしましょう。
おしるしの後、病院へ行くタイミングは?
おしるしがきてから、次のサインがくるまでの期間は人により異なりますが、おしるしは出産が近づいているサインであることには変わりません。
陣痛や破水に備え、下記のような準備をしておきましょう。
ただし、準備以外の部分では普段と同じように生活を送って問題ありません。
- 外出
- おしるしの他に、特にトラブルがなければ外出をしても大丈夫です。
ただし、臨月は外出先で容体が急変することも珍しくないため、念のため病院の連絡先と母子手帳を携帯しておくようにしましょう。 - 入浴
- 入浴も普段通りに行って問題ありませんが、おしるしがきてから感覚の長い陣痛がある場合は、なるべく短時間で入浴を済ますようにしましょう。
また本陣痛の場合は、痛みの間隔がだんだん短くなっていき、痛みも強くなるため、痛みが強まる前に入浴を済ませるようにしましょう。
病院のタイミング
基本的には、おしるしがきてもすぐに病院に連絡を入れる必要はありません。
一般的に陣痛の開始は、おしるしがきてから数時間~1週間後に起こるためです。
病院へ連絡するタイミングは、陣痛が治まり次の痛みが起こるまでの間隔が
- 初産婦さんの場合は10分
- 経産婦さんの場合は15分間隔
になってから連絡を入れて、病院に向かうようにしましょう。
破水したらすぐに病院へ!
破水した場合は、すぐに病院に連絡しましょう。
また、破水した場所からの細菌感染を防ぐために、シャワーや入浴は避け、清潔なナプキンを当てておくようにしてください。
出産にはどのくらい時間がかかるの?
出産時間の平均は以下のようになっており、経産婦の場合は初産婦の平均時間以下となる傾向があります。
- 初産婦
- 15時間前後
- 経産婦
- 6時間前後
出産のステップ
出産のステップは、以下の3段階に分かれています。
分娩第1期
分娩第一期と呼ばれる第一段階は、陣痛の間隔が10分以内で規則的になり始めたときからスタートとなります。陣痛が始まり子宮の収縮が起きている間、赤ちゃんが頭で子宮口を押すことにより、子宮口が少しずつ開いていきます。
初産婦さんの場合は、子宮口が10cm開くまでにおよそ10時間かかるといわれており、この段階ではいきまずに、痛みを呼吸で逃がすことが大切になります。
分娩第2期
子宮口が10cm開いたところで、分娩室に移動して次の段階に進みます。
この頃には、陣痛の波が頻繁に起こり痛みも強くなっているため、力んでしまいがちですが、赤ちゃんへ十分な酸素を供給するためにリラックスすることが大切です。
赤ちゃんは、陣痛の波に合わせて会陰を頭で押し広げながら下がってくるため、助産師や医師の合図に従って上手にいきむようにしましょう。
分娩第2期は、赤ちゃんがすっぽりと出てきたところで終了となります。
初産婦さんの場合、第2期にかかる時間は約2時間程度とされています。
分娩第3期
赤ちゃんが出てきた後は軽い子宮収縮が起きて胎盤が出てきますが、このとき、出血の状態等に問題がない場合は、出産終了となります。
第3期の流れは、およそ5分~10分ほどとされています。
おわりに:おしるしがきても慌てずに対処しましょう
おしるしは出産が近いことを知らせるサインの一つで、陣痛や破水よりも先にくる傾向があるとされています。一般的に陣痛の開始は、おしるしがきてから数時間~1週間後に起こるとされているため、おしるしがきてもすぐに病院に向かう必要はありません。陣痛の間隔が10分~15分ほどになった頃や、破水した時に病院に行くようにしましょう。