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妊娠中の微熱には要注意! 子どもだけじゃない油断できない病気 ~はしかと風疹~

2019年7月11日

妊婦とはしか

はしか(麻疹)は、パラミクソウイルスによって起こされる非常に感染力の強い、主に子供がかかる病気です。

その症状として発熱、鼻水、咳、目の充血、全身の発疹があります。妊娠中の女性は、妊娠していない女性よりも重症化する傾向にあります。また、流産や早産の危険性もあります。

予防接種は受けられるか

はしかは非常に感染力が強いため、周囲の人に感染する恐れがあります。今まではしかにかかったことがない、もしくは一度しか予防接種を受けたことがない方は、免疫が不完全なことが多いため、妊娠可能時期に感染するリスクがあります。

しかし、妊娠中はお腹の赤ちゃんに影響が及ぶことがあるため、予防接種を受けることはできません。その場合は、人混みを避けたり(外出もなるべく避ける)、家族が予防接種を受けたりするなどの対策をとって、妊娠中の感染を予防しましょう。

はしかにかかったか予防接種をしたかどうかわからないときは、血液検査を受けましょう。

また、はしかに対して免疫がなく、妊娠中に感染した人と同じ空間にいることがあった場合は、治療のための免疫グロブリン投与について医師に相談することが必要です。

妊婦と風疹

風疹は、トガウイルスによって起こされる病気です。その症状は、微熱、リンパ節の腫れ、節々の痛み、赤い発疹などですが、全体的に症状は穏やかです。

風疹もはしかと同じく、子供のときに予防接種を受けている可能性が高いですが、妊娠適齢期の年齢で、十分な抗体が残っているかどうかは人によって差があります。風疹に感染した人と接触した場合は感染するリスクがありますので、周りに風疹の人がいたり、風疹が流行っているような状況のときは慎重に行動してください。

風疹ウイルスは胎盤を通過することができるので、妊娠中の女性が風疹にかかるとお腹の赤ちゃんにさまざまな影響をもたらします。妊娠初期に風疹にかかると、目(白内障)や心臓(動脈管開存症)の疾患、精神遅滞などを起こす先天性風疹症候群や、流産、死産のリスクが高くなります。

予防接種は受けられるか

子供のころに予防接種をした人も、妊娠前に十分な免疫が残っているか血液検査で調べることをおすすめします。また、もし風疹にかかってしまったかもしれないと思ったときは、すぐに医師に診てもらってください。特に妊娠を考えている方は、早めに予防接種を受けましょう。

おわりに:妊娠中は予防接種を受けられない。はしか・風疹の予防が重要!

一度は終息したかのように考えられていたはしかや風疹、今、ふたたび流行の兆しをみせています。はしかも風疹も、妊婦が感染するとおなかの赤ちゃんに悪い影響を与える恐れがあります。

妊娠中に微熱がでたなど、異常がみられた際は、自己判断せずに速やかにお医者さんへ相談しましょう。

特に、以下のような症状が出ときははしかや風疹の可能性を疑って、病院で診てもらってください。

  • 麻疹:頬の粘膜にあらわれる白い斑点、全身の赤い発疹、目の充血 など
  • 風疹:発疹、耳周りのリンパ節が腫れている など

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