妊娠
紫外線を浴びるとつくられるビタミンDが妊娠に影響するって本当?
2019年7月11日
ビタミンDが妊娠するのに大事な栄養素って本当?
そろそろ赤ちゃんを…と考え始めたとき、積極的に摂りたい栄養素としてまっさきに思い浮かぶのが葉酸だと思います。葉酸はビタミンB群に属する水溶性ビタミンで、赤ちゃんの正常な発育に欠かせないのはもちろん、母体の貧血を防ぐ上でも欠かせない栄養素です。
しかし最近、葉酸と同じくらい妊娠に重要な栄養素として注目を集めているのがビタミンDです。
ビタミンDは脂溶性ビタミンのひとつで、小腸や腎臓でカルシウムやリンの吸収を促す働きとともに、血液中のカルシウム濃度を保って丈夫な骨を作る働きがあります。妊娠する上でも重要な栄養素で、ビタミンDが不足すると体外受精の妊娠率が低下することや、習慣性流産のリスクが高くなることが明らかになっています。
また、ビタミンDが不足すると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群を発症しやすくなったり、胎児発育不全の頻度や早産のリスクが高くなることも判明しています。赤ちゃんを授かるだけでなく、お腹の赤ちゃんがすくすくと育つためにも、ビタミンDは欠かせない栄養素なのです。
ビタミンDはどうすれば摂取できる?
ビタミンDを摂取する方法として、以下の2つがあります。
日光浴で紫外線を浴びる
日光浴をすると、皮膚でビタミンDが作られます。季節や日光浴をする場所によって変動しますが、夏なら30分程度、冬なら1時間程度日光浴をするとよいと言われています。
食事で摂る
ビタミンDが豊富な食べ物として、魚介類(サケ、サンマ、イワシ、カツオ、マグロ、カジキ、ブリ、サバ、シラスなど)ときのこ類(きくらげ、干ししいたけ、まいたけなど)があります。そのほか、さつま揚げや卵黄にも多く含まれています。
でも、紫外線や有害物質が気になる…
ただ、日光浴にしても、食事にしても気がかりなことがあります。
日光浴をするときに気になってしまうのが紫外線です。
ビタミンD生成のために日光浴をする場合、日焼け止めを塗るとビタミンDの生成が阻害されてしまうため、何も塗らずに日光を浴びる必要があります。
でも、紫外線は日焼けの原因になりますし、活性酸素が作られてシミ・シワの原因になってしまうため、日焼け止めを塗らずに日差しを浴びるのは抵抗があると思います。
そこでおすすめしたいのが、手のひらを日光にあてることです。手のひらはメラニン色素が少ないため、日焼けしにくいというメリットがあります。
また、食事でビタミンDを摂取する場合、気をつけなければいけないのが魚介類に含まれるメチル水銀です。
先ほど「ビタミンDが豊富な食べ物」としてマグロやカジキをご紹介しましたが、こうした大型の魚の中には、メチル水銀が比較的高い濃度で含まれているものがあります(クロマグロ、ミナミマグロ、マカジキ、メカジキなど)。
こうした魚をビタミンDの摂取のために…とたくさん食べてしまうと、メチル水銀が大量に体内に蓄積する可能性があります。メチル水銀はお腹の赤ちゃんの発育に影響を及ぼすことが明らかになっているため、妊娠中の方や妊娠の可能性がある方はたくさん食べないほうがよいのです。
とはいえ、いくらビタミンD摂取のためといっても、活性酸素がたくさん作られたり、メチル水銀が蓄積されてしまうかもしれない…と思いながら魚を食べるのは気が進まないものです。
このようなときに強い味方になってくれるのがチクゴ株クロレラです。
チクゴ株クロレラってどんなもの?
チクゴ株クロレラは、クロレラ工業が長年のリサーチと研究を元に開発された高品質のクロレラです。妊娠中に積極的に摂りたい葉酸やビタミンDはもちろん、不足しがちな鉄分やミネラルを豊富に含んでいます。
また、チクゴ株クロレラで特に注目したいのが、メチル水銀を体外に排出する効果があることです。ラットを使った研究によって、チクゴ株クロレラを摂取することで、血液中の水銀濃度が低下すると同時に、便に含まれる水銀の量が高くなっていることが判明しています。
しかも、チクゴ株クロレラには抗酸化物質も豊富に含まれているので、紫外線による活性酸素の発生を抑えたり、できてしまった活性酸素を除去する働きがあることも明らかになっています。
おわりに:チクゴ株クロレラは、健康な妊娠生活に役に立ちます。
お腹の赤ちゃんがすこやかに育つ上で欠かせない栄養素であるビタミンDは、日光浴やきのこ類、魚介類から摂ることができます。
ただ、日光浴では紫外線による活性酸素の発生が気になりますし、魚介類にはメチル水銀を含むものもあるため、二の足を踏んでしまうかもしれません。チクゴ株クロレラにはビタミンDが含まれていますし、メチル水銀を排出する効果もありますから、妊娠中の栄養補給に役立てることができますね。