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ビタミンB2の働きって?1日にどのくらい摂ればいいの?

2021年11月24日

ビタミンB2とは?

ビタミンB2を含むビタミンB群は、体内でエネルギー代謝を円滑にする補酵素としての役割があります。ビタミンB2は水溶性ビタミンのひとつで、さまざまな栄養素の代謝に関わり、成長を助けるはたらきがあります。また動脈硬化など、生活習慣病を予防するのに不可欠な栄養素といわれています。またビタミンB2はリボフラビンという化合物でできています。黄色い色素であるリボフラビンは、食品添加物としては着色料として使われる場合があります。

ビタミンB2を摂るとどんな効果があるの?

ビタミンB2は、発育促進や皮膚・粘膜など細胞の再生に関わっています。中でもビタミンB2は、脂質の代謝で消費しやすいため、脂質を多く摂るほど不足しやすくなります。

ビタミンB2が不足すると、タンパク質、脂質、糖質それぞれの代謝が機能せず、成長不良につながることがあります。そのため、成長期の子どもや妊娠中の女性などは、特に意識して摂る必要があるといわれています。他にも脂漏性皮膚炎、口内炎や口角炎など口腔粘膜症状、結膜炎や流涙などの眼症状などがみられることがあります。

1日に必要なビタミンB2の摂取量は?

日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、ビタミンB2の1日の摂取基準量は、男性は18~49歳で1.6mg、50~69歳で1.5mg、70歳以上で1.3mgとされています。女性の場合には18~49歳で1.2mg、50歳以上で1.1mgとされています。ビタミンB2は納豆やレバー、卵や乳製品、うなぎなどに多く含まれています。

おわりに:特にエネルギーを必要とする方は、意識して摂るようにしよう

ビタミンB2は成長期の子供や妊娠中の方、運動などでエネルギーを特に多く消費する方は意識して摂った方がよいといわれています。普段から納豆や卵などを食べて、ビタミンB2が不足しないようにしましょう。

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