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妊娠のはじめの一歩、超初期症状って?

2020年8月24日

妊娠超初期とは

最後の生理から2週間後に卵子が排卵されます。卵子が卵巣から排出されてから12~24時間のあいだは受精することができます。この時にセックスをすると、受精します。精子は、卵管の中で1週間ほど生き延びることができるため、排卵が起きる前に精子が卵管に入ってきても、受精する可能性があります。

受精では、たった1つの精子が卵子に侵入します。精子には父のDNA、卵子には母のDNAが入っています。一度受精すると、ほかの精子は卵子に侵入できません。

受精卵は、卵管の中を移動し、子宮までたどり着きます。ここで子宮の内膜に着床し、成長を始めます。着床するまでの期間は、排卵から6~10日後になります。

この最後の生理から着床する約3週間前後(20日から24日程度)の期間を、一般的に妊娠超初期とよびます。

妊娠週数の数え方

妊娠してさえいないのに、妊娠の最初の週、第1週と呼ぶことができるのはなぜでしょう。産婦人科医でさえ、卵子が精子と出会って、妊娠が始まった正確な瞬間がいつだったのかはわかりません。月経の開始日は正確にわかりますが、排卵日は正確にはわかりません。それどころか、パートナーから放出された精子は、卵子が出てきて出会うまでの1週間近く、女性の体内にいることができます。同様に、卵子は、遅れてくる精子が出現するまで、最大24時間待つことができます。

したがって、すべての妊娠の標準的な指標のために、妊娠40週の開始時期として、月経終了日の次の日を使用します。その日を妊娠のスタート日と考えます。ですから妊娠第1週、第2週の自覚は誰にもないはずです。この時期がまさに超初期です。

超初期に起こる、少量の出血

最後の生理から約3週間後、子宮の内膜に受精卵が着床し、細胞が胎盤を急速につくりはじめます。この妊娠の超初期に、少量の出血を経験する妊婦さんが全体の2~3割います。これはまったく心配する必要のない出血で、着床出血とよばれる妊娠のサインです。

通常、生理の予定日よりも前に起きますが、予定日付近で起きる人もいます。しかし、妊娠検査薬や血液検査で妊娠と判定を受けた後に、量の多い出血、生理痛のような痛み、膣からの気になる分泌物があった場合は、着床出血ではない兆候の可能性があります。医師の診断を受けることをすすめます。

超初期は、妊娠が判明する時期

妊娠してはじめて分泌されるhCGホルモンが検知されることで、妊娠したと判定されます。血液検査では、受精されたとされる日から最低2週間以上、排卵検査薬でも同様か3週間程度で妊娠がわかるとされています。排卵日と受胎日は厳密には判明しませんので、検査ではっきりわかる日も多少の誤差は生じます。

妊娠超初期にありがちな症状

個人差があり、確実にこの症状が起きるとはいえませんが、共通して多くの人が訴えるものに以下があります。

・時間を問わず、何しろ眠くてたまらない
・吐き気
・熱っぽさ
・だるさ
・下半身から下腹のの違和感
・特定の食べ物が多く食べたくなる
・特定の食べ物を受けつけない
・臭いに敏感になる など

おわりに:後からわかるのが超初期

妊娠の超初期に関しては、妊娠がはっきりわかった後になっていうことができます。その真っ只中では時期を自覚することすらできにくいものといえるでしょう。

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