妊娠
妊娠中、お腹がかゆい・・・!原因や対処法は?
2020年8月17日
妊娠中お腹がかゆくなるのはなぜ?
実は、妊娠中にお腹がかゆくなったことのある女性は少なくありません。
皮膚の刺激は多くの妊婦によく見られる現象で、妊娠23週頃に始まる傾向があります。時間が経過してお腹が大きくなるにつれて、より顕著になります。
お腹のかゆみや不快感は、お腹の皮膚が大きく膨張して水分が奪われることによって起きます。このかゆみはお腹からお尻にかけて広がり、ひどくなることもあります。
こんなかゆみが起きたら病院へ
以下に当てはまる場合は、医師の診察を受けてください。
・お腹以外の部分に、乾燥肌や敏感肌とは無関係のかゆみがある
・全身にかゆみがある
・特に妊娠後期、お腹にかゆみを伴う発疹がある
妊娠性痒疹(PUPPP)になる可能性があります。治療は可能な症状です。
お腹がかゆいときの対処法
妊娠中、お腹のかゆみが気になってかいてしまうことがあるかもしれませんが、かきむしらないでください。かきむしると肌が傷つき、感染症を引き起こす恐れがあります。
ただ、妊娠中のお腹のかゆみを解消するのは意外と簡単です。お悩みの方は、下記を参考にしてください。
・保湿
保湿薬によって、一時的にかゆみを抑えることができます。こまめに塗るようにしてください。また、低刺激、無香料のものを選んでください。
・かゆみ止めクリーム
水ぼうそうに効くカラミンローションは、特にかゆみが激しい場合に効果的です。
・ビタミンEオイル
癒し効果がある上、妊娠後の乳首の痛みの緩和にも有効です。
・オートミールバスに浸かる
ぬるま湯のオートミールバスは乾燥肌に効果的です。ただ、お湯が熱すぎると乾燥肌が悪化する場合があるので注意してください。
・寝室での加湿器の使用には注意
皮膚の乾燥防止に効果的かもしれませんが、正しく使わないと病原菌を広げたり、アレルギーを引き起こしたりする可能性があります。取り扱い説明書をよく読み、機械を清潔に保ち、24時間つけっぱなしにしないでください。
おわりに
妊娠中お腹がかゆくなるのは、皮膚の膨張による乾燥が原因だったんですね!妊婦さんにはよく見られる症状なので、特に心配はいりません。保湿やかゆみ止めクリームを塗るなどの手軽な方法で、お腹のかゆみは簡単に改善できるのでぜひお試しください。ただ、もし「お腹以外にもかゆみが広がっている・・・」という場合は医師の診察を受けるようにしてくださいね。