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年齢や出産歴で子宮外妊娠の発症率は変わるの?

2019年12月2日

子宮外妊娠は、年齢によって発症の確率が違う?

40歳以上になると、子宮外妊娠(医学的には「異所性妊娠」と言います)が起こる確率が高くなります。
これは、妊娠した10代の女性と比べると約3倍違うとも言われています。

年齢以外に子宮外妊娠が起こる確率が高くなる要因として、以下のようなものがあります。

  • 過去に子宮外妊娠を経験している
  • 過去に卵巣や卵管の手術をしたことがある
  • 過去に性感染症や子宮内膜症を発症したことがある
  • 過去に人工妊娠中絶をしたことがある
  • 体外受精で妊娠している

子宮外妊娠が起きる一般的な確率はどのくらい?

一般的に、子宮外妊娠が起こる確率は、全体で1~2%と言われています。このうち、最も多い子宮外妊娠は卵管で妊娠する「卵管妊娠」です。

そのほか、子宮外妊娠は着床する部位によって「卵巣妊娠」「頸管(けいかん)妊娠」「腹腔妊娠」に分類されます。
ただ、着床部位がはっきりしない場合や、子宮内外で同時に妊娠が起こることもあります。

経産婦の確率は?

前回の出産から5年以上経っている経産婦は、初産の女性よりも子宮外妊娠の確率が高くなると言われています。

子宮外妊娠は予防できないの?

子宮外妊娠はクラミジア感染症や子宮内膜症による卵管狭窄などによって発症率は上昇します。しかし、それらの病気がない人でも子宮外妊娠をすることもあり、誰にでも起こりうるものです。そのため、子宮外妊娠を予防したり、事前に予測するのは困難と考えられます。

子宮外妊娠はできるだけ早く発見し、適切な処置を取ることが大切です。早期発見のためには、妊娠検査薬で陽性反応が出たらできるだけ早く病院を受診して、正常妊娠であることを確認してもらうようにしましょう。

また、生理が一週間以上遅れているときは、放置せずに検査薬を試すことも大切です。

おわりに:確率は年齢で変わるが子宮外妊娠は予防できない。リスク回避には早めの検査が重要

子宮外妊娠は誰でも発症する可能性があるものですが、特に年齢や過去の手術歴などによって発症する確率が高くなります。
子宮外妊娠を放置すると、最悪の場合、卵管破裂の恐れもあります。妊娠に気づいたら早めに産婦人科を訪問し、正常に妊娠しているかどうかを確認しましょう。

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