子育て
ベジタリアンの食生活が気になるなら種類を知ろう♪
2024年10月23日
ベジタリアンのさまざまなタイプ
野菜中心の食生活に興味がある、家族がベジタリアンに関心があるようだ、などベジタリアンのことをもっと知りたいと思う人もいますよね。従来、日本の食習慣の基本・伝統食は、茶碗一杯のご飯に一汁一菜というベジタリアンに近い食事でした。
かといって、今より長寿だったというわけではないのですが、生活習慣病になる人が少なかったのは事実です。
ベジタリアンの食生活から健康のヒントを得ることもできますので、いきなり食生活を野菜のみにするというよりは、まずはベジタリアンへの理解を深めるのがおすすめです。
ベジタリアンは、ベジタブル(野菜)から派生している言葉ではなく、ラテン語のVEGETUS(活気のある・生命力に満ちあふれる)と言う語源から来ています。つまり、単純に、野菜しか食べないからベジタリアンと呼ぶのではなく、「健康で活力に満ちた人」と言う意味になります。
また、アメリカ栄養士学会では、『動物性の食品を避け、穀物、豆類、種実類、野菜、果物を中心とした食事から栄養を摂る人』と定義され、 肉・魚は摂らずに乳製品を摂ったり、魚は食べるベジタリアンもいます。ベジタリアンが増加するにつれて、さまざまな名称のベジタリアンが現れています。
以下に、ベジタリアンのタイプを紹介します。
乳卵菜食主義者(ラクト・オボ・ベジタリアン)
乳卵菜食主義者は、植物性食品に加え、乳製品と卵の両方を食べます。ベジタリアンの最も一般的なタイプで、欧米のベジタリアンは大半がこのタイプです。
ラクトは乳製品、オボは卵を意味します。
乳菜食主義者(ラクト・ベジタリアン)
ラクトというのは乳製品を意味し、乳菜食主義者は乳製品は摂取しますが、卵は避けるタイプになります。
卵菜食主義者(オボ・ベジタリアン)
卵菜食主義者は、卵は食べますが、乳製品は摂取しません。
完全菜食主義者(ビーガン)
動物に苦しみをあたえることへの嫌悪感から、動物性食品を一切取らず、蜂蜜も取りません。それだけではなく、皮製品・シルク・ウールなどの洋服をはじめ、動物由来の成分が含まれている薬品・化粧品も使いません。
ダイエタリー・ビーガン (Dietary Vegan)
植物性食品のみの食事をする点はビーガンと同じですが、食用以外では、動物由来の製品を利用します。
フルータリアン (Fruitarian)
ビーガンとは異なり、果物など木になる実しか食べません。木の実は収穫しても、その樹木自体は死なないが、土から収穫する野菜は、収穫すればら何も残らなくなるため、死んでしまうと考えるようです。
おわりに:考え方次第でベジタリアン生活は身近に!
昔のような伝統的な和食プラス、豆腐や納豆などの豆料理を食べれば、理想的な栄養バランスが実現でき、生活習慣病の予防になります。いきなりベジタリアンになるという取り組み方でなくとも、伝統食を楽しむところから始めてみるのもおすすめですよ。