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祖父母に育児の協力を頼むときの注意点と気遣い

2024年1月17日

ルールと境界線を決める

実家や義実家の近所に住んでいたり同居している場合は、祖父母に子どもの世話を頼んでいる家庭も多いでしょう。

最近の調査では、孫の世話をしている祖父母の数は増えてきています。またいっしょに住んでいる多くの祖父母が主な保護者の役割をしています。時には学校行事にも参加します。これは無事を見守る単なるベビーシッターの役割を超えて、親の代わりも果たしているといえます。もしこれから祖父母に育児を協力してもらおうとするなら、ルールなどを決めておくことにメリットがあります

それは祖父母が孫にかかわる際のルールとその範囲についてです。

育児で協力してほしいことは何か、頼むことの具体例と、ここからは手出しをしないでほしいと思うことの範囲を、お互いに納得のうえで決めることが必要です。素直になって、オープンに会話することがトラブルを防ぐことにつながるでしょう。

困ったときに助け合える関係づくり

新米のママが、真夜中の3時に泣き止まない赤ちゃんにパニック状態になることもありますよね。親しい小児科医を頼りたくても距離があったり、救急車を呼ぶのは大げさ過ぎる場合もあります。こんな時に役に立つのは育児経験者の祖父母です。しかし義理の親の場合は気軽に連絡しづらいこともあります。

ですが、祖父母も孫を中心とした家族の一員です。困った時にはお互い頼れるような関係を築きましょう。育児で困ったときは祖父母にレスキューを頼めるように、相談や約束をしておくとスムーズです。

祖父母は子どもの遊び仲間

祖父母には、孫と向き合って遊ぶ時間をつくってもらいましょう。子どもには子どもなりにスケジュールが詰まっていますが、1日10分で良いですから、子どもと祖父母が落ち着いて顔を合わせる時間を確保できるとお世話を頼んだときがスムーズです。

絵本の読み聞かせや読書、お絵かき、おはなしなどをするのがおすすめです。これは離れた場所に住んでいても可能です。スマホのメールやお互いの顔が映せるアプリ(スカイプやフェイスタイムなど)で会話すると、離れて暮らしていてもコミュニケーションが取りやすくなります。おじいちゃん、おばあちゃんを友だち登録してもらう方法もあります。

お金の面のサポート

お金の面でも、祖父母に育児の協力をしてもらうメリットがあります。生活資金の援助をするとか、お小遣いをあげるという話しではありません。

将来かかる教育資金を祖父母がサポートする家庭もあります。最近は、祖父母から孫への教育資金贈与信託などの人気商品もあります。非課税の贈与枠を上手に使うことを考えても良いかもしれません。

ファミリーヒストリーの語り部となる

祖父母は家族の歴史をお話として、孫におもしろく話すこともできます。例えばおじいちゃんとおばあちゃんの出会いのことや時代のこと、家族のルーツなどは年配者だから話せる内容です。また、ママやパパが小さい頃のお話なども子どもにとって興味深いエピソードになるでしょう。

古い家族写真を見ながら、本当にあったお話を聞くことで、子どもは歴史を感じ、世代を超えて思い出を共有することができます。想像力がひろがります。また先祖から現代までのルーツを目に見える「ファミリーツリー」で表現してみるのも楽しいでしょう。

おわりに:祖父母は育児の強い味方!

祖父母が育児に協力してくれると、さまざまなメリットがあります。ですがルールを決めておくことなど、あらかじめの準備や信頼関係づくりが大切ですよ。

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