子育て
子どもを虫歯にさせないために・・・保護者ができること
2023年6月14日
子どもにお菓子をあげてもいいですか?
子どもの虫歯を予防する方法について、保護者が気をつけたいポイントを紹介します。乳歯はもともと、永久歯よりも虫歯になりやすい傾向があります。虫歯を放置してしまうと、歯並びにも悪影響を及ぼします。いい習慣を身につけて、お子さんの口腔を健康に保ちましょう。
子どもにお菓子をあげてもいいですか?
ほとんどの子どもはお菓子が大好きですよね。頻繁に大量に食べたり、唾液が少なくなる就寝前に食べると、虫歯のリスクが上がりやすくなります。こうした食習慣を避けるようにしましょう。
子どもにおすすめのおやつは何ですか?
子どもの口腔トラブル予防を考えると、最高のおやつは果物や生野菜です。バナナ、キュウイ、パイナップルといった果物やニンジンのスティックを試してみてください。ドライフルーツは砂糖が含まれていないものがおすすめです。
とはいえ、現実的には子どもにとって、果物や生野菜子は魅力的なおやつではありません。スナック菓子を食べさせるのであれば、普通のスナック菓子よりも健康的なお菓子がおすすめです。プレーンなポップコーン、シリアルなどを食べさせてください。
炭酸飲料を飲ませてもいいですか?
炭酸飲料には砂糖が多く含まれているため、虫歯のリスクが高まります。無糖を売りにする炭酸飲料にも、歯の外表面を腐食する酸が含まれています。ミルクや乳酸菌飲料など、健康的な飲み物をあたえるようにしてください。
子どもの歯にいい飲み物は?
1歳以上の子どもにいちばんいい飲み物は、普通の水またはミルクです。子どもがよく食べるようになり十分に成長してくれば、2歳からセミスキムミルクをあたえ、5歳を越えたらスキムミルクをあたえます。
果汁ジュースはどうですか?
果汁ジュースも果物を濃縮した糖分が含まれているため、コップ1杯(150ml程度)に制限してください。子どもが喉の渇きを訴えたら、甘い飲み物より水をあたえてください。
また、生後6ヶ月未満の赤ちゃんにフルーツ風味の「ベビージュース」をあたえることは避けてください。
就寝時のミルクは子どもの歯を傷つけますか?
歯を保護する唾液が少なくなるため、就寝時は歯が最も危険にさらされます。就寝時にあたえる水分でいちばんいい飲み物は水ですが、ミルクの場合は砂糖などは何も加えないでください。
哺乳瓶をやめるタイミングは?
生後6ヶ月が哺乳瓶をやめるタイミングになります。乳首や哺乳瓶を長期間吸うと、虫歯を引き起こす雑菌に長時間接触することになるため、最長でも1歳までには哺乳瓶の使用を完全にやめるようにします。
親指をおしゃぶりすると、歯に害はありますか?
歯に害はありませんが、ずっとそのままにしておくとやめさせるのが難しい習慣になります。2番目の歯が生えてくるまでにやめさせるようにしてください。
おわりに ~子どもを虫歯にさせないために~
虫歯は一度かかると再発しやすく、治療を繰り返し続けることになってしまいます。定期的に「虫歯」を予防するために歯科医に通いましょう。
歯科医を虫歯の治療ではなく、虫歯を防ぐために行く場所に変えれば、子どもも歯科医に行くのが楽しくなるはずです。