子育て
思春期の男の子のカラダの変化 親として慌てないため
2023年1月25日
思春期の男の子のカラダ
少年から一人前の男性に成長する過程“思春期”。そこでは、肉体面に目でわかる変化がたくさん起こります。
思春期のカラダの変化
男の子の思春期は、13~14歳頃に始まりますが、早い人もいれば遅い人もいます。「正しい時期」や「間違った時期」はありません。成長と変化のスピードは個人差があり、体の準備が整った時、男性ホルモンの分泌で変化が始まります。
体にどんな変化が起こりますか?
思春期がはじまるサインはたくさんあります。以下に、最もよく見られる変化を挙げます。
- 背が高くなる
- 体が成長し、より筋肉質になります。
- 陰茎と睾丸が大きくなる
- 睾丸と陰茎が成長し、かゆみや不快感を感じることもあります。
- 急に勃起する
- たくさんホルモンを分泌するので、予期せぬ時に勃起します。
- ニキビと発汗
- ホルモンの分泌で、ニキビや発汗が出ます。
- 夢精
- 精子の生産がはじまり、眠っている間に射精を起こします。
- 体毛が濃くなる
- 脇の下、脚、腕、顔、胸、そして陰茎の周りを含む体の体毛が濃くなります。
- 声が低くなる
- 声変わりが始まると、しわがれ声になったり、低い声になります。
- 気分にむらがでる
- 気分が変わりやすくなり、いらいらすることが多くなります。
思春期のカラダの変化で考慮すべき事項
ほとんどの男の子は、変声、にきび、予期せぬ勃起や感情の変化に対し、もどかしさを感じながら思春期を過ごします。しかし、医師に相談したほうがいい場合もあります。
- 14歳までに思春期にならない
- 成長痛がある
- にきびがひどい
- 強いうつがある
- 自殺願望がある・自傷行為がある
- 他の人に危害を加えようとする
などの場合、医師に相談するのがおすすめです。
おわりに ~思春期の男の子のカラダの変化~
子どもの体、行動、性格の急激な変化にとまどいを感じたり、心配になることは、親として普通のこと。
だけど、自分の思春期の時期を思い出してみてください。同じようなものだったはずです。とにかくイライラ、親と顔を合わせたくない、ほっておいて欲しいetc…そんな時期を過ぎて今があります。「あのとき、親はどんな思いだったんだろう・・・」自分の両親のことを考えてみるいい機会かもしれませんね。