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子供の目にものもらいが…。プールに入ってもいい?

2022年8月24日

ものもらいってどんな病気?

ものもらいは、健康な人にも存在する黄色ブドウ球菌が主な原因となる病気で、抵抗力が落ちたときなどにできることが多い症状です。学術的には麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と呼ばれています。まぶたの汗や皮脂を出す腺に細菌が感染すると発症しますが、目をこすったときにもできることがあります。治療すれば重症化することなく、症状が改善することがほとんどですが、もし重症化してしまうとまぶた全体が腫れてしまうことがあります。

主な症状は、目の赤みやかゆみです。ただし、まぶたの一部分が赤く腫れたり、まばたきをすると痛みを感じたり、膿が出たりすることもあります。

ものもらいは細菌感染で発症するため、ほかの人に移ることはありません。このことを周囲に早めに伝えておくと、不安をあおることもなく、安心して過ごしてもらえると思います。

ものもらいができたとき、プールに入れても大丈夫?

ものもらいはうつる病気ではないものの、まだ治っていないときにプールに入ると目やまぶたの細菌感染が悪化する可能性があります。プールにはさまざまな菌が潜んでいるため、炎症を起こしているときは菌に触れないよう目を守ることが大切です。また、プールに入って体力を奪われたことで、治るのに時間がかかってしまうことも考えられます。周囲の人にうつすことはないとしても、大事をとってプールはお休みさせましょう。

ものもらいの治療中に気をつけることは?

ものもらいの治療中に気を付けたいのは、医師の指示どおりに病院で処方された薬を使うことです。症状に応じて点眼薬や軟膏などが処方されますが、それぞれについて1日の使用回数や1回あたりの使用量が記載されています。薬剤師や医師からの指示通りに使うことで、治癒を早めることが出来ます。

また、汚れた手で目やまぶたを触るのも良くありません。治療中だけでなく、目を触るときにはいつでも手を清潔にしておくことが重要です。このことは、治療が終わったあとも気を付けたいポイントです。外から帰ってきたときはもちろん、トイレの後も、必ず石けんできれいに手を洗う習慣を身につけましょう。

これら2つのポイントを押さえておけば、一般的には1週間前後で治癒に向かいます。

おわりに: ものもらいは周囲にうつすことはないが、プールに入ると別の菌に感染して悪化する恐れがあります

見た目のインパクトとは裏腹に、ものもらいは細菌から発生するものなので、他人にうつることはありません。ただし、プールに入ると別の菌に感染して症状が悪化する恐れがあります。症状が治るまで、プールに入るのはしばらく控えましょう。

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