子育て
赤ちゃんは、はいはいをいつから始めるの?始めないときの対策は?
2020年9月7日
赤ちゃんは、いつ「はいはい」を始めるの?
赤ちゃんは、生後8か月前後で「はいはい」を始めます。
早い子では7か月ころにはいはいを始めたり、「はいはい」せずに座る→立つ→歩くまでを一気にやってしまう子がいたり、その成長過程には個人差があります。
ただ、ほとんどの赤ちゃんは「寝返り」ができるようになったあとに「ずりばい」を始め、その後に「はいはい」をするようになります。
赤ちゃんが「はいはい」をしないとき、どうやって対策すればいい?
赤ちゃんの成長には個人差があり、中には「はいはい」ををせずにつかまり立ちや伝い歩きを経て独り歩きする子もいます。
ただ「はいはい」は腕や背中などの筋肉を鍛えるのに必要な運動です。「はいはい」をしようとしない赤ちゃんには、次のような対策をして「はいはい」ができやすいようにサポートしてあげましょう。
- 赤ちゃんが動きやすいように十分なスペースを作る
- 赤ちゃんから少し離れた場所におもちゃを置く
- うつ伏せに寝かせたり、おすわりをさせた状態で少し離れた位置からあやす
- 「はいはい」をする気配がある時は後ろからお尻や背中を押してあげる
「はいはい」には、どんな種類がある?
「腹ばい」「寝返り」ができるようになった赤ちゃんは、這って移動することを覚えていきます。赤ちゃんの這う動作には以下のようなものがあります。
ずりばい
おなかと脚を床に着いた状態から、腕を交互に前に出して自分の身体をひっぱって前にすすみます。「ずりばい」からヒザをついて四つん這いで移動することを「はいはい」といいます。
おしりはいはい
「はいはい」を習得すると、赤ちゃんは「おしりはいはい」をすることがあります。これは、お尻で床をすべるように、脚で前に進む動きをします。
ごろごろ
前方へ移動するまで、赤ちゃんが後ろ向きに転がっていきます。 3点はいはい 2本の手と片方のヒザではいはいをすることをいいます。
高這い
四つん這いから脚を伸ばし、おしりを高く持ち上げて手足を使って移動します。
馬とび
ヨガの動きのように手と肘でブリッジをつくり、身体を前方に押し出して進みます。
カニはいはい
赤ちゃんは、前方ではなく後方に身体を押し出してしまいます。
はいはいをするようになったときのお部屋の対策は?
赤ちゃんは「はいはい」を始めると急激に行動範囲が広くなります。手に取ったものを何でも口の中に入れてしまう時期なので、赤ちゃんが「はいはい」する部屋には床に誤飲するようなものを置かないようにしましょう。
また、低い棚の角などに頭をぶつけたり、コンセントに指をいれてしまったりなど、今までにないトラブルが生じる危険があります。それぞれの対策グッズが販売されていますので、上手く取り入れながら安全な環境を作ってあげるようにしてください。
おわりに:「はいはい」は歩く前の準備運動。安心してできるように対策をとろう
「はいはい」は、赤ちゃんが歩き出すための準備として必要な行動です。
始める時期には個人差がありますが、はいはいを始めないようなら赤ちゃんがはいはいをしたくなるように環境を整えてあげましょう。
無事にはいはいをするようになったら、赤ちゃんがケガをしないように、部屋のなかの環境を見直してください。