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ペットのいる家に、赤ちゃんを迎える前にしておくこと

2020年7月6日

はじめにすること

ペットの健康診断に行きましょう。予防注射やワクチン接種に不備はないか、感染症にかかっていないかの血液検査を受けてください。ノミやダニなどの予防薬を定期的に飲ませてください。爪も切りましょう。去勢していないなら不妊手術を考えた方が良いかもしれません。ペットが落ち着く場合があります。動物病院でアドバイスを受けてください。

ごっこ遊びをする

赤ちゃんがいることに慣れさせるために、赤ちゃんがいる環境を前もってつくってみましょう。

赤ちゃんサイズの人形を買って抱いたり、あやしたり、おっぱいを飲ませるふりをします。ベビーベッドに寝かせて、録音した泣き声を流すのも良いかもしれません。自分以外の存在がいることに気づかせるのです。決して自分のおもちゃだと勘違いさせてはいけません。噛みながら遊ばせてはいけません。事前にわからせるために、はっきりと厳重に叱ってください。

赤ちゃんの匂いをおぼえさせる

犬の嗅覚は人間の1億倍、猫は10万倍とも言われています。判断や記憶の主なものさしが嗅覚です。きれいなオムツの匂いやベビー石けん、ベビーパウダーの匂いを嗅がせましょう。

赤ちゃんが退院するまでに、病院でタオルなどに赤ちゃんの匂いをつけて家に持って帰ってください。匂いに慣らす間は、抱っこしたりおやつをあげたりして、この匂いは自分にとって良い匂いだと関連付けさせましょう。

ペットと少し離れる

いつも膝の上にいたり、横にいたりしているなら、少し離れるようにしましょう。

赤ちゃんを抱くたびに、あなたの注意を引こうとして赤ちゃんを攻撃するかもしれません。ペットと密着していなくても、時々体をなでたりことばをかけたりして、あなたがほめていることを伝えてください。

ペットといっしょに寝ない

いままでペットといっしょに寝ていたなら、別の場所で寝かせる必要があります。そうしないと夜中の授乳中にもめてしまうかもしれません。

赤ちゃんが来る前に新しい寝場所に慣れさせてください。別の部屋が無理なら見える場所にケージを置いて、ケージが自分の居場所だとわからせてください。赤ちゃんをベビーベッドに寝かせたり、赤ちゃんの部屋があるなら、ペットが入り込まないように、ネットやフェンスで防いでください。可愛いペットですが、何が起きるかは予測できません。防げるものは防ぎましょう。

おわりに:ペットは赤ちゃんの兄弟

後からきた赤ちゃんがすごく可愛がられていることがペットには良くわかります。赤ちゃんに何かあげる時はペットにもあげてください。いつもペットのことも忘れないようにしてください。赤ちゃんがきたことはペットにとっても良いこと、と分からせていけば、きっと仲の良い兄弟同士になれるでしょう。赤ちゃんにとっても、思いやりのきもちをはぐくむことにつながります。

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