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そろそろ離乳食を始めたいけどアレルギーが心配…どう防ぐ?

2019年12月23日

離乳食を着実に進めるためのポイントは?

乳幼児に食物アレルギーの症状があらわれることは珍しくありません。特に、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは何にどんな反応をするかわからず心配になります。離乳食は赤ちゃんの発達のためには必要ですので、自己判断で離乳食を遅らせたりすることはおすすめできません。離乳食を進めるポイントを抑えて、赤ちゃんに安全に食事を与えるようにしましょう。

離乳食は5~6カ月から始める

離乳食は通常生後5~6カ月を目安に始めます。皮膚の湿疹などアレルギーのような症状があらわれた場合は医師に相談し、離乳食の進め方の指示を仰ぎましょう。

赤ちゃんの体調によって食事を変える

赤ちゃんの体調がよくないときは、アレルギー症状が出ない食べ慣れた食事をあげてください。体調がよくないときは不調が出やすくなりますので注意します。新鮮なものを少量ずつ与えると安心です。

月齢に合わせていろいろな食材をあげる

医師から除去するように指示された食材は必ず避けてください。

そのほかの食材は市区町村や病院で指導されている厚生労働省作成の「授乳・離乳の支援ガイド」に沿って、赤ちゃんの発達段階に合わせて食材を与えていきましょう。

アレルギーを起こしにくい食材

米、さつまいも、大根、にんじん、かぼちゃなどアレルギーを引き起こしにくい食材があります。離乳食を開始するときはこういった食材から始めるのもおすすめです。ただしアレルギーの可能性がゼロではありませんので、新鮮なものを少量ずつ与えることを守りましょう。

ベビーフードを活用する

市販のベビーフードにはアレルギーの原因となるアレルゲンを使用していない製品があります。

食事内容を記録する

アレルギー症状が出た場合、何が原因が特定しやすくするために食事の記録をつけましょう。

離乳食によるアレルギーを防ぐには?

特に気をつけたいのは初めての食材を与えるときです。以下に、初めての食材を食べさせるときに気をつけたいポイントを紹介します。

初めての食材は1食につき1種類

初めての食べ物をあげるときは1食につき1種類としてください。そうすることでアレルギー症状が出たときに原因を特定しやすくなります。初めての食材は新鮮なものを選び、少量をあげて様子をみます。調理の際はきちんと加熱することも忘れないでください。

時間に余裕がある日を選ぶ

食物アレルギーの症状は、食後1~2時間以内にあらわれることが多いです。そのため初めての食材を与えるときは、症状が出た場合にすぐ病院を受診することができるように時間に余裕を持ってください。かかりつけの病院が休診でない日を選ぶとよいでしょう。

アレルギー症状が出たときの対処法は?

赤ちゃんにアレルギー症状が出た場合はすぐに対応してください。機嫌が悪くなった、発疹、嘔吐などの変化がみられたら病院を受診してください。自己判断は厳禁です。できるだけ早く医師に相談してください。

赤ちゃんにアレルギー症状がみられた場合は医師の指示に従って食事内容からアレルゲンを除去します。ただしアレルギー症状は成長とともに緩和したり治ることがあります。成長に伴い、消化機能が発達したり体が丈夫になったりすると、アレルゲンを含む食べ物を食べられるようになる人もいます。いつまでアレルゲンを控えればいいか医師に相談しながら決めてください。

アレルギー症状は個人差がありますので、無理に治そうとしなくて大丈夫です。アレルギーに対応した食品や飲食店を活用しながら、健康的にアレルギーと付き合っていきましょう。

おわりに:離乳食は赤ちゃんの成長に必要不可欠。アレルギーを発症した場合に備えて予防と対策を

アレルギー症状を恐れるあまり、自己判断で離乳食を遅らせたり食材を制限するのはおすすめできません。新鮮な食材を少量ずつ与える、時間に余裕を持つなどポイントを抑えて始めるようにしましょう。不安なときは医師に相談しながら進めてください。

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